ep.43 世界一推せる ページ44
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ヒロくんの彼氏扱い以外は楽しい時間を過ごした翌日、有希子さんから電話があったので工藤邸にお邪魔することになった。
すぐロスに戻るって言ってたから花の用意ができないのが悔しい...!
有希子さんの美しさを引き立てる何かをお渡ししたいのに...!
「立ってないで鳴らしたらどうだい?」
「ひぇぇぇ優作さんんんん、おおおひ、お久しぶりですぅ…」
インターホン前で葛藤してれば、家主である優作さんがお出迎えになられました。
ダンディオブダンディな優作さんのお姿を見て涙しそうです。
「相変わらずだなぁ。
有希子もAさんと会うのを楽しみにしているよ」
「ヒェッ...お名前を呼んでいただけるなんて…」
「…重症化してないか?」
多分会ってないせいです。
いや、優作さんのダンディさに磨きがかかってるのが原因。
優作さんのエスコートという、全世界のファンに殺されても文句言えない状況です。
お願い有希子さん!嫉妬だけはしないでください!!
「あ、コナンくんの靴…」
「…ああ、所用でね」
玄関先に見覚えしかないシューズがあった。
一応 本人にも知らないフリをしているので、優作さん達にも黙っておこうと思ってる。
「有希子、Aさんが...「Aちゃ〜〜ん!」...ハァ」
優作さんが扉を開けた瞬間、何かに包まれる。
この香りは間違いなく有希子さん。
香水やシャンプーの匂いではない有希子さんの香り。
心のあれがあれしそう
「ゆゆゆゆ有希子しゃ、有希子さん…
お久し振りです…ウッ」
「も〜〜見ない間にまたキレイになっちゃって〜〜!
相変わらずお肌もキレイだし、スタイルもバツグンだなんて!
やっぱりモデルとかやりましょうよ!」
はわわ、有希子さんにハグされーの、お肌チェックされーの、ボディチェックされーの、嫁ぎーの…
いや、嫁がんがな
あ、まって、これマジで鼻血出そう…
有希子さんに血を付けるわけにはいかないけれど、彼女を引き離すこともできない!!
助けて新一くん!!
「Aさん大丈夫?」
「コ、コナンくん…ティッシュ…」
「有希子、離れてあげなさい。
Aさんが倒れそうだ」
「私ったら嬉しくって…」
「いえ…世界一可憐な有希子さんに抱きしめられて嫌な人はいませんよ」
「Aちゃんったら〜!」
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙有希子さ゛ん゛か゛わ゛い゛い゛
ティッシュを持ってきたコナンくんの白い目なんて知らない。
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aaa - ふたみや遥様の作品大好きでずっと愛読してました!更新とても嬉しいです!ありがとうございます、!! (2023年5月5日 14時) (レス) id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2021年5月21日 17時