ep.39 報告会と様子見 ページ40
.
土曜日に仮面ヤイバーとやらの人形を貰いに行き、ついでにショーを観るだけの日程だと聞いていた。
しかし、蓋を開ければニュースで取り上げられていたイタリアの強盗団を捕まえるという快挙を遂げていた。
「事件に巻き込まれたら連絡しろって言ったの覚えてないのか!」
「ごめんなさぁ〜い」
「ンン゙ッ!!!! 可愛いから許す!!!!」
事のあらましを聞いたわたしの怒りは、コナンくんの可愛さで吹き飛びました。
可愛い新一くんをありがとう!この現象を引き起こした人もありがとう!!
…当人に言ったら怒られるだけじゃ済まなさそうな発言だったな。許せ
「ところで...あ、いや。すまん、なんもない」
「どーしたの?」
「可愛く聞くな。
ご飯に行くのは今週だったなっていう確認だ。
カレンダーが目に入って解決した」
「そっか、今週だったね!
蘭姉ちゃん楽しみにしてたよ!」
「どうしよ…今から高級レストランに変えるか?」
「それは多分 蘭姉ちゃんが困ると思うよ」
だよな、と返してから一安心。
先ほど、危うく工藤夫妻が帰宅することを言いかけた。
秘密にしててくれという麗しの有希子さんからの言いつけを破るところだった…危ない危ない…
言ったが最後、着せ替え人形の刑に処されてしまう…
自分の着せ替えは楽しくないんじゃ〜
-ピンポーン
「おや、誰だろ?
取ってもらってもいいか?」
「…いいけど」
いつもの癖で言ったが、今はコナンくんだもんな。
なんの牽制にもならないか。
「はい、どちら様ですか?」
《あれ?コナンくん?》
「ヒロお兄さん!」
「なんだと!?
毎回鳴らすヒロくんお行儀良すぎて陣平くん滅びそう」
「後ろでなんか言ってるけど、入っていいよってことだと思う!」
正解!さすがだな新一くん!
ついうっかり陣平くんの名前出したけど、気にしてなさそうだから良しとしよう。
「お邪魔します」
「ヒロくん聞いて。
コナンくんってば、イタリアの強盗団捕まえたんだって」
「ええ!?大丈夫だったの!?」
「うん!」
そこから始まる彼らのトーク。
残念ながら興味がないので、それをBGMに二人を眺める。
癒し。ただただ癒し。なんだこの幸せ空間は…
幸せな時間ほどあっという間に過ぎてしまうもので、もう夕方である…
コナンくんの帰る時間になった。
危ないからという理由で送っていったヒロくんは、まだ話したいらしい。
謎解きに飢えすぎでは??
「てか、何しに来たの?」
80人がお気に入り
「名探偵コナン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
aaa - ふたみや遥様の作品大好きでずっと愛読してました!更新とても嬉しいです!ありがとうございます、!! (2023年5月5日 14時) (レス) id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2021年5月21日 17時