ep.32 楽しいお昼 ページ33
.
立ち話もなんなので家に上がってもらった。
明美さんの姿がなくてヒロくんを見たら、寝室を指された。
……あっ!お美しいお姿のままでしたね!
広美さんのお姿になってるんですね!分かりました!!
「あ!ヒロお兄さんだ!こんにちは!」
「やぁコナンくん、こんにちは。
学校はどうしたんだい?」
「なんかねー、点検が今日になって、昼からお休みなんだー」
少しでも子供っぽく振舞ってる新一くん可愛いっっ!!!
ちょ、輸血パック急いで持ってきて!!
「それを蘭姉ちゃんに言うの忘れちゃって…」
「このAさんが好きなものを奢ってあげよう!!
ハンバーグか?ステーキか?それとも回らないお寿司か?」
「子供に詰め寄らない」
ノートのような何かで軽く頭を叩かれた。
安心してくれ、子供だとコナンくんにしかやらないから!
守備範囲特別枠は新一くんと蘭ちゃんしかいないからそこも問題ない!!
「何食べたい?作ってあげるよ」
「ヒロお兄さん料理出来るの!?」
「ああ、Aさんほどじゃないけどね」
「元からプロ級の腕前だった人がなに謙遜してるんだか…」
「料理がダメな幼馴染がいたからな」
へー、と軽く流して雑誌を眺める。
急に会話を止めたからか不思議そうにしていたが、ヒロくんにどれにするか聞かれ意識は本へ向いた。
状況が状況なので、あまり思い出話はしないようにしている。
話されたらもちろん聞くが、こっちから聞くようなことはしないようにしている。
まぁその結果が二日前の出来事なんだが…
「誰!?」
「ど、どうした?」
「Aさんの寝室に誰かいるよ!」
どう出てこようか悩んでたんだろうな…
メイクしたとはいえ、素顔知られてるから緊張するよね…
「ああ、広美さんよ。
実は昨日 色々まとめてお祝い事をしてね…
弱いのにお酒を飲んじゃって、二日酔いで頭を痛めてるのさ。
聞き覚えのない声が増えてるから気になったんだろ」
「ひろみ、さん?」
「気になるかい?
それならご飯が出来たら呼んであげよう」
だから、がんばって心を落ち着かせてくれ
横目で寝室を見てから、目の前でどれにしようか悩んでる二人を眺めた。
目の保養ってこのことを言うんだと思う。
80人がお気に入り
「名探偵コナン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
aaa - ふたみや遥様の作品大好きでずっと愛読してました!更新とても嬉しいです!ありがとうございます、!! (2023年5月5日 14時) (レス) id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2021年5月21日 17時