変人には眼福を！【名探偵コナン】 (ページ32)

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ep.31 終幕ページ32

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翌朝、彼らは出発した。
失踪宣告取消の為に忙しくなるだろう。
必要であれば呼び出してもらってもかまわないことを伝えたし、ひとまず爆発処理班組のことは解決したな。

「明美さん、調子どうですか？
今日も行きます？」

「昨日診てもらったから大丈夫よ」

「無理したら怒りますからね！」

「他の人からも、貴女が言うなって言われますよ？」

「推しのためならえんやこら」

うーん、じゃあ今日の予定はどうしようか…
送っていったヒロくんが帰ってきたら買い物に…その前に、こっちに来るのか分かんないか。

「あの、Aさんは仕事大丈夫なんですか？」

「…仕事……
そうだ！宮田広美さん！」

「は、はい！」

「住み込みの家政婦さんにならない！？
落ち着くまでの間だけでいいからさ」

外に出れない間、家事の申し出をしてくれたことを思い出した。
それならいっそのこと仕事としてやってもらえば、履歴書にも書けてお金も稼げる！一石二鳥！！

「そんな…助けていただいたのに、さらにお金まで貰うなんて…」

「貢げるんならとことん貢いであげるから心配しないでほしい」

「出してもらうのと、仕事して受け取った金で買うのだと、後者の方が気兼ねないからおすすめ」

急に聞こえてきた声に振り向くと、やはりそこにはヒロくんがいた。
気配消すのやめよ？

「おかえり！はやかったね！」

「ただいま。
松田達の家に送るだけだったからね」

そっか、と零すとヒロくんは軽く笑ってから洗面所に向かった。

はぁ〜〜〜〜〜何今のお顔！？
最高じゃない！？あんな国宝級の微笑晒して大丈夫？？世の女性みんなノックアウトしちゃうよ？？
素顔でもやってほし〜〜〜〜

-ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

「ん？」

こんな時間に珍しい…
まぁもうすぐお昼だけど

ソファーから起き上がり、インターホンを取り応答する。

《Aさん！ボクだよ！》

「秒で行くから待っててくれ」

新一くんだと！？
そういや訪ねてきてたんだったな！

騒音立てて玄関まで走る。
勢いよく扉を開くと、くそかわコナンくんが待っていた。

「ｸｯ...!! 持病に効くぜ...！」

「げ、元気そうだね…」

「見舞いに来てくれたんだって？
わざわざすまなかったな、ありがとう」

礼を言うとにっこり笑顔を向けてくれました。
コナンくんに対して開いちゃいけない扉開きそう！！！
ドアを開けて〜なんて軽々しく歌わないでほしい(暴論)