ep.30 ページ31
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そこから昔話に花を咲かせた。
楽しそうにする三人を見れてとても幸せです…
ヒロくんも、明美さんもはやく幸せになって欲しい…
前者は当人が希望してくれればどうにかするんだけどな…
「そういえば、明日もお仕事では?」
「緊急事態だって言って有給取ってきた」
「本当に緊急事態が起こっちゃいましたね」
「ああ。おかげで食事を断った理由を正当化できる」
「ええ!?誘われたんですか!?」
「ええ!?姉ちゃん彼氏いんの!?」
千速お姉様からこの話を振ってくれるとは思わなくて、つい大声を出したら、研二くんも何か大声で言っていた。
面白いくらいに重なってなんにも聞こえなかった。
「うるせぇ!」
「松田もだよ。
もう夜なんだから静かにね!」
ヒロママに怒られました。
いや、それよりも千速お姉様の話だよ!
とうとう誘ったのかあの人!
「研二たちに使った金は全額返させるからな」
「今その話ッスか。
別にいいですよ、今日の千速お姉様の笑顔を見れる為の積立金だと思えば安いもんです」
「…その精神には感服だな。
この恩は忘れない。何かあればすぐ力になるからな」
「…これプロポーズ?実質プロポーズだよね??え、どうしよ、挙式はやはり洋式ですか?和装のお姉様も見たいけど、いだい゛っ!!」
千速お姉様の真剣な目付きにときめいてたら、また目の前に星が飛んだ。
今日これ多くない!?
一体どんだけの脳細胞がお亡くなりになってると思ってるんだ!!
「…姉にならなってやってもいい」
「本当!?!?」
「ああ、研二の嫁になれば良いだけの話だからな」
まさかの提案に思考が止まった。
研二くんのお嫁さんになれば、千速お姉様がお義姉様に?
「ダメです!
萩原のお姉さん、そんなことでAさんの将来を決めないでください!」
「ヒロくん…」
「きちんと心に決めた人でないと、直ぐに浮気だの離婚だのになりかねません!」
「ときめきを返して」
「犯罪者予備軍が嫁に来るのは危ないか」
「まさかの追撃」
というか、そんな犯罪者に仕立て上げたいんですか?
さすがに怒りますよ??
「俺はAちゃん大歓迎!」
「きゃあうれしいなあ」
「完璧な棒読みやめない?」
残念だが、ヒロくんと明美さんを幸せにするまで自分の事でうつつを抜かす気はない。
それにこれからまだまだ出会いがあるだろうから、相手がいたらめんどくさい!
…あれ?遠からずヒロくんの言ってたことは正しいのでは??
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aaa - ふたみや遥様の作品大好きでずっと愛読してました!更新とても嬉しいです!ありがとうございます、!! (2023年5月5日 14時) (レス) id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2021年5月21日 17時