ep.3 少年との出会い ページ4
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子供は苦手だ。
何故ここまで拒否反応が出るのか分からないが、苦手だ。
可愛いとは思える、とだけお伝えしておきたい。
何故こんな話をするのかって?
インターホン口にいるのが子供だと分かったからだ。
《大丈夫?》
「ああ、すまない。
用件はなんだろうか?」
《蘭姉ちゃんが後から来るんだけど、先に押しちゃった!》
答えになってないぞ少年!!!
まぁ蘭ちゃんの名前が出たということは十中八九 預かっている子供だろう。
挨拶に来てくれてウレシイナー
仕方ない、腹を括ろう。
蘭ちゃんが来るまで放置というわけにもいかないし…
「待たせたね。
中で待って、ると...」
顔を見るくらいなら何ともないので、きちんと出迎えて対応をしようとしたのだが言葉を詰まらせた。
いや、詰まるしかない…
「くっそかわじゃねぇか...!!!」
膝から崩れ落ちれる程、幼少期の新一くん似のどちゃくそ可愛い子供がいた。
なんだ?写真から飛び出してきたのか??
「えーっと、大丈夫?」
「少年、名はなんだ?
安心しろ、怪しいもんじゃない」
「(バリバリに怪しいだろ…)」
アッ、なんか怪しまれた気がする。
でも蘭ちゃんが来るなら家に入れても問題ない。これは合法。
「合法って思ってる時点で末期か」
「何の話?」
「何も無いさ。
で、どうする少年?中に入って待つかい?」
「うん!」
「グッ!!!!」
なんだコイツかわいいかよ…
笑顔がすごく有希子さん…ああ、優作さんと有希子さんが恋しい…
「だ、大丈夫?」
「心臓が、いたい…
あ、持病とかそんなんじゃないから安心したまえ。
ある種の発作だけども」
「ハハハ…」
乾いた笑いが聞こえたが、ほんとにこのチビ新一くんかわいいな。
こんな子供なら全然余裕で相手できる。嘘ごめん調子こいたから生意気なこととか言ってこないで
「ところで少年、名前を聞いてもいいか?
いや、まず名乗るべきか。
「ボクの名前は江戸川コナン!
よろしくね、Aさん!」
素晴らしい笑顔付きで名前を呼ばれたため、無事に吐血しました。
ありがとう工藤夫妻…
いや、工藤夫妻関係ないがな
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aaa - ふたみや遥様の作品大好きでずっと愛読してました!更新とても嬉しいです!ありがとうございます、!! (2023年5月5日 14時) (レス) id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2021年5月21日 17時