変人には眼福を！【名探偵コナン】

ep.23 世間の狭さ ページ24

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寝起きに多忙過ぎる。
しかし美人の為ならえんやこら


「とりあえず新しい偽名と、妹さんとの連絡手段の確立…
あ、その前に変装してから病院行かないとね」

「そういや、妹ちゃんっていくつ？可愛い？」

「お前、明美さんの妹ぞ？
可愛いに決まっとるやろがい！！」

「…二人に紹介しない方がその妹の為だぞ」

「さすがにAさんは紹介します。
命の恩人ですもの」

「え、俺は？
俺も一緒に行動してたよ？」

「可愛い妹にチャラい男を紹介するわけないだろ！
ざまぁねえな！！」

「実はAちゃん俺のこと嫌いっしょ！？」

「安心しろ、顔は大好きだから」

「うーん、複雑…」


レディの扱いが成ってるのはいい事だと思うよ！
甘やかすの上手だし！
口には絶対出さんがな！！


「そういえば、萩原さんにもお姉さんがいらっしゃるんですよね？
Aさんは会ったことあるんですか？」

「残念なことに、萩原研二は亡くなったので紹介してもらえないのです…
知り合いでもある松田陣平も亡くなったし…
会いたかったぜ、綺麗と噂の研二くんのお姉様…」

「えーっと、お名前なんでしたっけ？」

「チハヤだよ」


え？未婚なら萩原のままだよな…

一人の女性が頭に浮かぶ。


「……漢数字の千に、スピードの速いで千速？」

「そうそう！
よく分かっ...まさか？」


え、あの千速お姉様が研二くんのお姉様？
こんな偶然ありゅ？？？


《もしもし？》


気付いたら千速お姉様に電話していた。
無意識行動危ないからやめような！！


「またお会いしたくお電話させていただきました！！」

《今度の火曜なら休みだ》

「やった！
良いレストラン予約しますね！」

《そんなことしなくていい。
ところで、最近は控えてるんだろうな？》

「えー、実はぁ…アパート借りてあげました」


語尾にハートを付けて言うと、｢はぁ！？｣と怒りに近い声が飛んできた。


《おまえ…
明日だ、明日の夜そっちに行くからそいつも呼び出しておけ》

「明日！？
嬉しくて心臓止まりそう…」

《絶対呼び出しておけよ》

「Yes, ma’am」


ガン無視の低い声で言われたので素直に返事しておく。
美人が怒ると怖いんだよぉぉおおおおお！！！

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