ep.22 隣人の秘密 ページ23
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でも二人までしか使えないんなら今まで通り一人でやるのが一番かな…
「一瞬 何が起こったか分かんなかったよな」
「…ああ。
まぁタイミングとか分かりやすくなったし、見つからねぇよう更に注意できたから良かったけどよ…」
「もし顔を見たんなら忘れるか、見かけても何の反応をしないのが吉だ。
そうそう、ヒロくんにはもうひとつ共有する情報があるんだ」
「ん?なに?」
「っはぁ〜〜〜〜〜〜、もぐもぐ最高ですありがとうございます!!!」
何しても最高オブ最高なのやめてほしい。
心臓あと100個用意して
「あの子の事?」
「妹さん?」
「いや、江戸川コナンについてだ。
明美さんには話してないが、研二くん以外あの子と面識がある」
「あー!現場に来たボウズな!」
「ああ、あれは知ってはいけない秘密なんだが…
組織のこともあるし、ヒロくんとも共有しておこうと思う」
── 彼 は 工 藤 新 一 だ
「……え?」
「明美さんが組織の話をしたんだが、その時の食いつき様を見るに、組織と因果関係があるのは間違いない。
新一少年がいなくなった日とコナンくんが現れた日は同日、しかも数時間の差しかない。
ということはだよ、何らかの方法で体が小さくされた...いや、小さくなってしまった。
偽名を使っているということは、組織はこの事を知らないと判断していいだろう」
「明美さんに名乗ってたから間違いないぜ」
「あのボウズが工藤新一っていうのは、コイツの反応を見てたら納得だろ?」
「それは、まぁ…」
そこは肯定すんのかい
でも確かに、幼少期の新一少年が写真から出てきたと思うくらいそっくりだったんだから仕方ない。
結局のところは本人だったんだが…
あれ?もしかしなくともこの反応でバレるのでは??
組織のやつはわたしが子供嫌いなの知らないからバレる訳なかったわ
「御伽噺みたいな話だなって…」
「現実は小説より奇なりってやつだ。
当人から聞くまでは知らないフリをしてやってくれ」
ごちそうさま、と手を合わせる。
デザートにゼリーが出てきた。労り尽くせりありがとうございます。
「んで、この五日間はどんな感じ?」
「新聞には爆発も全部10億円強盗犯の仕業って載ってたわ」
「特に変な噂も立ってない」
「ネットにも何も無かったよ」
「ん。
じゃあ次のこと考えないとね…」
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aaa - ふたみや遥様の作品大好きでずっと愛読してました!更新とても嬉しいです!ありがとうございます、!! (2023年5月5日 14時) (レス) id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2021年5月21日 17時