変人には眼福を！【名探偵コナン】 (ページ14)

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ep.13 ページ14

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事件をこの目で見た訳じゃないけど、警察から聞いた話を雅美さんに伝える。

「──以上なんだけど、心当たりは？」

「…あ、あるけど…巻き込む訳にはいかないわ」

「ふむ、では二人には席を外してもらうとするよ。
研二くんの迎えと、必要パーツを揃えてきてくれたまえ」

「その喋り方やめろ」

「どれくらい揃える？」

「何かあったとき用で多めによろしく」

間延びした返事をしてから二人は下へ向かった。
しばらくすると車のエンジン音が聞こえたので、きちんと向かったらしい。

「さて、これは秘密の話なんだが、ヒロくんも人に見つかってはいけない人間なんだ。
本人は陣太くんと、今から連れてくるもう一人の奴に話すと覚悟を決めたんだが…
まぁこの話はいいか。
巻き込まれ上等でヒロくんを助けたんだ。
今さら一人、それも美女が増えたところでなんの苦でもないよ」

「でも…」

「…これ、PHSの番号。
何かあったら連絡して？」

「あ、ありがとうございます…」

「この時に貴女は、
〈近いうちに連絡入れます！
その時に紹介したい子もいて…〉
って言ったわ。
でもその連絡より先に警察からの連絡が来たの。
予想なんだけど、10億円事件は誰かの指示で、成功させたらその紹介してくれる子を解放するって話をしていたとか？」

「っ...！」

「ビンゴね。
じゃあ身を隠す方向でいきましょうか」

「でも、どうやって...！」

「んふふ、企業秘密よ♡」

まぁ彼らが帰ってきたら話すんですけどね！
細かな話もあるから全員で共有した方が早いし

「さて、彼らが来るまでまだ時間あるしお風呂にでも入る？
なんなら寝て明日でもいいけど…」

「そこまでお世話になる訳には！」

「安心してくれたまえ！
きちんと養ってあげるから！！」

「ふ、二人とも早く帰ってきて～～！」

コントを繰り広げてから雅美さんはお風呂に向かった。
色々用意をして、コップを洗っているとエンジン音。
意外と早かったな、と思いながら新しくコーヒーを入れる。
インターホンが鳴り、鍵の開く音がした。
昼間に来た男とは大違い。

「ただいま」

「ｳｸﾞｯｯ!!!!」

やめろイケメン、同棲してるみたいじゃないか！
する？わたしはいつでもウェルカムだよ！！
いっそのことみんなで暮らしちゃう？
マンションの一フロア全部買っちゃう？？