変人には眼福を！【名探偵コナン】 (ページ13)

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ep.12 作戦会議ページ13

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少しでも多くの策を考えていたら雅美さんが戻ってきた。
申し訳なさそうなお顔も美しいですわね

「もう暗いもの、彼氏さんが心配しちゃうわよね」

「かっ、彼氏だなんて...！
それに彼は…」

泣きそうな顔になった雅美さん。
居ても立ってもいられず、彼女を抱きしめた。

「お願い、悲しい顔をしないで…
大丈夫、わたしは貴女の味方だから…」

「A、さん...？」

「急にこんなこと言っても困るわよね…
でも、美人の悲しい顔よりも笑っている顔の方が好きよ」

笑いかけてから席に座る。
おいそこのイケメン共、肩震えてんの見えてんぞ。

「Aさんって不思議な方ですね」

「ありがとう…嬉しい言い回しだわ…」

遠回しに"変な奴"と言われてしまった。
自覚してるからいいけどね！

「悪く言ってるんじゃなくて！
えっと、言葉に力があると言うか、心にストンと落ちてくる感じがして…」

「ｸｯ!! フォローまでしてくれるなんて女神！？
どうしよ、このまま結婚する？どこの国にで「やめろアホ！」

雅美さんの手を取って真剣に話していると頭を叩かれる。
こんなことをしてくるのは一人しかいない…

痛い、と抗議すると雅美さんから不安の声が上がった。

「知らない男が来たら怖いわよね。
安心して、彼らも味方よ」

詳しく話をしたいからと場所を変更する。
腕にしがみついてくる雅美さんが可愛すぎて、陣平くんに反対側の腕を掴まれてます。
流石に手は出さねぇよ！！

一番近いわたしの家で作戦会議。
ヒロくんは先に車を駐車して中で待っている。

「勝手に借りたよ」

「好きなだけ使ってかまわないさ」

ココアと三人分のコーヒーを用意してくれてるヒロくんは良いお嫁さんになるよ…
誰のお嫁になる？わたし？？不自由させないからね！

「さて、時間は待ってくれないから単刀直入に話すわ。
殺される運命にある貴女を救いに来たの」

「なっ！！」

「だからテメェは…
その怪しい宗教みたいな言い方やめろって」

「あの、言葉はアレですけど、本当に貴女を心配してるんです」

「美男美女のツーショとか得でしかないんだけど...！
困惑した雅美さんに、困り顔のヒロくんくんとか最高すぎない？」

「話進める気あんのか」

「さーせん」

睨まれたので真面目に話をしようと思います。
だからって別に今までの話が全部真面目じゃなかったのかって言われたら嘘なんだけど、本筋をきちんと話しましょうって意味で...え？分かってる？ホントに？？