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「午後の指導もよろしくお願いします」
「「「「よろしくお願いします」」」」
リーダーの声に復唱すれば、数人の看護師がこちらを見て小さく頭を下げた
その中に指導者である坂田さんの姿はまだない
「A、坂田さん探してるの?」
「はっ!?違うし」
なんだそのジト目は
「..大畑さんとこ行ってくる!.....っ!!」
ステーションから出てすぐを曲がった所で白い何かとぶつかった。そのまま体が傾いて、床に右手をつきそうになったところで左腕を誰かに掴まれる
ずん、と掴まれた左腕に体重がかかって肩が外れるかと思った
それ位痛かったのだ。少しだけ顔を歪めて、それでも自分を助けてくれた人の顔を見ようと体制を整える
「ごめんね大川ちゃん。肩痛かったよね?.....だって俺も痛かったもん」
「へ、」
「あれ、名前違った?」
自分とぶつかった時、咄嗟に腕を掴んで床と仲良くする前に助け出してくれたのは坂田さんだった
しかも、肩が痛い、大川ちゃんも?なんてちゃん付けな所にまず驚いて、それから
「肩痛いの、坂田さんも....?」
「....やっぱり」
何がやっぱりなのか、私にはさっぱりわからないけど、腕を掴んでいた右手を新しく替えたらしい白いマスクの上から口元を触る
「学生って帰り何時?」
「....は?」
ばっ、と周りの視線が一気に降りかかる
や、別にナンパしてるんちゃうで!?ただちょっと気になることがあって...
必死になって顔の前で手を振る坂田さんに思わず笑えば、ピタッと動きを止めた彼が少しだけ斜め上へ目を逸らしてから目を細めて笑った
「僕、定時で帰れるように頑張るから....学生が使ってる講義室で待ってて?」
「6時過ぎたら帰ります」
「うん、それでいいよ」
そう言って午後は援助するん?とか指導者らしい声掛けをしてくれる
今のところは無いです、と気を取り直して大畑さんの元へと向かった
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ふぁん(プロフ) - めちゃくちゃ好きです!!考える力がやばいですね?!←とにかく大好きです!!応援してます!! (2018年7月4日 6時) (レス) id: f99b176aca (このIDを非表示/違反報告)
おもちちゃん?(プロフ) - もくさんの作品って感じですごく好きです!!新作も面白くなる予感しかしません!!これからも頑張ってください!! (2018年5月15日 23時) (レス) id: 3548c41063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もく。 | 作成日時:2018年5月12日 23時