＿*°20 ページ20
やばい、とやっと勘づいた時にはもう遅い。
体は宙に浮き上がり、相変わらず焦点の合っているような合っていないような目があたしに笑いかける。
その瞳が一瞬知らない人に見えた。
こんな風に笑う人に会ったことがなかった。
「かみやま、せんぱい」
あたしはあなたと一緒に居たいって思ったけど。
別にこんなことがしたかったんやない。
これを…望んでたわけやない。
『ん？』
「こういうの…良くないかなって…」
ふかふかのベッドに落とされてすぐ、おでこがくっつきそうなくらいにまで距離を詰められる。
さっきの言葉は何も届いていないみたいに。
『高い部屋行くって言うたんはAちゃんやで？無抵抗でそんな服着たんもAちゃんやろ？』
素足の間に先輩の脚が割り込んでく。
ない力を精一杯使って閉じようとしても男の人には勝てへん。
顎をなぞられ、首筋に顔を埋められ、抵抗しようとすれば唇で封じられた。
これが、ほんまの神山先輩？
屋上で寂しそうにあたしを待ってた姿なんか面影もない。
人が変わったみたいや……
もしくは、野獣。
『幼馴染みのあの子とは…こういうのした？』
知らん間に太ももにぴったり添わされていた手。
さっきのように上がることはあっても今度は下りることがなく。
ただでさえない裾をめくりあげ、他人に触れられたことのない領域まで冷たい手が這い回る。
そこで、嫌だと叫ぶことも出来たのに。
「してない、です…」
真面目に答える自分。
『反応見る限り、俺が初めてやろ』
「……」
黙ることは、肯定したも同然。
『いただきまーす。Aちゃん』
チクリ。
これは小説でよくあるやつやろうか。
“ 赤い華 ” が、あたしに咲いたのか。
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カジャ(プロフ) - 智マロさん» 続編が決定しましても、水面下で動きますので気長に待っていただけると嬉しいです笑 応援の言葉もありがとうございます。 (2019年2月5日 21時) (
レス) id: 94c6d0cc26 (このIDを非表示/違反報告)
智マロ(プロフ) - ありがとうございます！！新作の方も頑張ってください！！ (2019年2月2日 14時) (レス) id: 81e3e0ac1c (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 智マロさん» 今のところは考えてないですが…前向きに検討してみます！ (2019年2月2日 10時) (レス) id: 94c6d0cc26 (このIDを非表示/違反報告)
智マロ(プロフ) - すごく今更なんですが、これの小説の続編書いていただけないでしょうか？？ (2019年1月31日 17時) (レス) id: 81e3e0ac1c (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 小鞠さん» 恐れ多いです本当に…プレイリスト、ということですが理由をお伺いしてもよろしいですか？作品一覧では見にくいということでしょうか…？ (2019年1月30日 20時) (レス) id: 94c6d0cc26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カジャ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時：2019年1月2日 12時
