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午後の眠たーい授業を聞いていると、グラウンドの方から何やら盛り上がる声が聞こえて。
窓側のラッキーな席のあたしはシャーペンを置いてしばし他のクラスのサッカーの授業に意識を移す。
体操服が青やからあれは三年生やな。
ホイッスルが鳴ってボールがあちこちに飛び交い始める。
男子がそのボールに向かって群がる。
一際速く走る黒髪があたしの目を引いた。
ダントツに速い速度でゴール前に行き、背の高い細い人からパスをもらう。
蹴りあげる。
そのシュートは綺麗にゴールに入った。
「おー……」
思わず声が漏れた。
珍しいくらいにかっこいいと思ったから。
「神ちゃんナイス!」
神ちゃんっていうんや。
あの速い黒髪の人。
……神ちゃん?
神、ちゃん。
神山先輩…?
「いった、っ」
突如脳を揺らす衝撃が走る。
隣を見れば分厚い教科書を持った大毅が薄笑い。
「何なん…」
重「集中しろ、あーほ」
「集中しても良い点数取れへんあんたに言われたない」
“ 神ちゃん ” を探さな。
て思ってももう試合は終わっていて、黒髪なんて埋もれて分からへん。
ちょっと近づけたと思ったんになあ…
このあほのせいでほんま。
頭痛いしっ。
この次は絶対席離させてもらう。
重「てか次Aやで、当たるん」
「教えてくださいお願いします」
重「よし、帰りのたい焼き奢り」
うわー180円飛んでったぁ…
さよなら小銭。
あ。
大毅に聞かんと前の人に聞けばよかった。
無念。
一口もらってやる。
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カジャ(プロフ) - 智マロさん» 続編が決定しましても、水面下で動きますので気長に待っていただけると嬉しいです笑 応援の言葉もありがとうございます。 (2019年2月5日 21時) (レス) id: 94c6d0cc26 (このIDを非表示/違反報告)
智マロ(プロフ) - ありがとうございます!!新作の方も頑張ってください!! (2019年2月2日 14時) (レス) id: 81e3e0ac1c (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 智マロさん» 今のところは考えてないですが…前向きに検討してみます! (2019年2月2日 10時) (レス) id: 94c6d0cc26 (このIDを非表示/違反報告)
智マロ(プロフ) - すごく今更なんですが、これの小説の続編書いていただけないでしょうか?? (2019年1月31日 17時) (レス) id: 81e3e0ac1c (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 小鞠さん» 恐れ多いです本当に…プレイリスト、ということですが理由をお伺いしてもよろしいですか?作品一覧では見にくいということでしょうか…? (2019年1月30日 20時) (レス) id: 94c6d0cc26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カジャ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時:2019年1月2日 12時