「私と世界、どっちを取る？」【心操人使】 (ページ15)

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次会えるのはいつだろうかページ15

しばらくすれば警察が到着し、私と心操は事務所に報告を入れて一旦帰ることになった。特に何事もなく彼とは別れ、事務所にすぐ戻った。

｢朝から災難だったな。｣

私が帰ってくる頃には、パトロールから帰って来た瀬呂が珈琲を渡してくれたので有難く受け取った。

｢本当に、あんな時間に勘弁して欲しい。って報告したのは爆豪だったけどなんで瀬呂が知ってるの？｣
「早速ネットニュースになってるからな、人質を個性で華麗に救出！って。心操とパトロール共闘できて良かったな」

彼は相変わらずにやにやと私に言ってくる。上鳴といい、飽きないのかコイツらはとも思うけれど、まあ楽しそうにしている間は放っておこう。

｢私と心操って人質確保だけだよ相性良いの。救助訓練とかは最早相性最悪みたいな。｣
｢まあ自己犠牲型だしなぁ、の割には顔に傷ないよな。｣

と私の頬にナチュラルに手を添えてこようとするのでちょうど帰ってきた上鳴と逆転させれば上鳴はびっくりしすぎて個性が外にもれているし、瀬呂は手をすごい勢いで引っ込めていた。見てて滑稽だ。

｢セクハラ反対〜、私報告書書くから受話器の近く貰っておくね。｣
｢お、助かるわ｣

爆豪と切島は現在、チームアップの要請があった凶悪ヴィランの討伐の会議に向かっている為事務所を仕切るのは瀬呂なのだがこいつもこいつで適当な所があるため、実質権力を握っているのは私である。

報告書を書きながら、事務所のHP、メールなどを処理していく。正直報告書は面倒である為、少しでも手が詰まったら他の仕事に手をつけている。