彼らの思い＿episode38 ページ39
あぁ、色んな方々が私のことを試している、見ている。込み上げてくる感情を押さえ込んでは深く息を吸う。元々目立つことは嫌いだ。今も大嫌いだ、けれども私はどのみち人に注目される…いえ監視と言った方が正しいかしら。そんな未来はもう約束されているのだ、それですら得意にして見せないと。完璧で皆からは手の届かない存在でなければ
一部の位の高い令嬢は私のことを遠くから睨みつけている。私はそんなはしたない令嬢の姿を見ると滑稽でどこか笑えてくる。妬むことでしか私張り合えないだなんて、本当に無様で仕方がない。シャーデンフロイデとは、まさにこの事ね。
けれども、残念ね。彼女たちだって十分実力も才能もあるのに私にはどうもかなわないのだから。
……こんなことでしか緊張を解せない私がいちばん大嫌い。けれど手の震えは治まってきた、ええ来週のリハーサルよ、そうよ！私が演説したいこと、全ては出し切らず、けれども皆様が興味を持つような。そんな内容を伝えるだけでいいじゃない！
「私は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
rb「A様は、俺がいちばんよう知ってるんです。彼女は完璧じゃない、だからこそ見えるもんってあると思うんです。」
召使いは、その雑面の下で真剣な眼差しを
sha「カナエは、めっちゃ器用やねん。やっぱそういう子って完璧なA嬢を支えるのに相応しいと思うんです、それに積極性も申し分ない。特待生とかそんなん関係なしに俺は彼女推薦します。」
貴族の末っ子はその悪い笑顔を輝かせて
tn「カナエは俺らから見てもよう働いてくれとるし、手際もええ。順当に行けば副会長、ほんでいずれは会長に相応しいと言える。そんな未来への投資として俺はカナエのことを推薦します」
総統の右腕は余裕な素振りで
shp「多分この学院で出会った友人としてカナエさんは、群を抜いて天才やと思うんです。人を惹きつける力に、あのグルッペンさんまで惹かれとるんです。こんなんおもろい以外になんかあります？」
商いを纏めあげる子息は愉悦に口に手を当てた
それでは白いアネモネは？
ht「彼女との付き合いは短い、けれども短期間でも垣間見える彼女の秀才さ、研ぎ澄まされた精神、物事を柔軟に捕らえ吸収する力。彼女こそが国の上に立つ人物、すなわち生徒会長に相応しいと言えるよね。俺は彼女を心から推薦するよ。」
＿＿＿＿＿極東の皇子は、自信げにそれでいて惜しい顔をして語った。
紅は光る＿episode39→←彼らの思い＿episode37
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爆蜜柑(プロフ) - くれぴとさん» コメントありがとうございます！夢主ちゃんちゃんと可愛くかけているか不安だったので嬉しい限りです……天才と秀才の違いも意識して話に入れていたので、気づいていただき嬉しい限りです！ (8月23日 3時) (
レス) id: 485e908806 (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - ちょっとヤバイ夢主ちゃんが可愛い((ちょ、夢主ちゃんください(((((殴 この作品みてると学校でこいつ天才やん！っておもっとった人がもしかしたらたくさん努力してたのかなって思いますね… (7月28日 10時) (レス) @page38 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
爆蜜柑(プロフ) - いちごおしちゃん☆さん» 閲覧いただきありがとうございます！好きだなんて……嬉しい限りです。これからもいい作品になるよう精進してまいりますので、よろしくお願いします！更新頑張ります！ (7月17日 16時) (レス) id: 485e908806 (このIDを非表示/違反報告)
いちごおしちゃん☆(プロフ) - めっっっっちゃ好きです！！！最高です！！もう、なんか語彙力ないんですけどめっっちゃ好みです！！もう次の更新が待ちどうしいです！！体調に気をつけて頑張って下さい！！！！ (7月13日 21時) (レス) @page26 id: 44c7a03b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爆蜜柑 | 作成日時：2023年6月2日 23時
