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嘘と出会い_episode2 ページ32

少女に専属執事がついてから1ヶ月がたった。来たばかりの頃と比べて少年は大分この生活にも慣れてきた。少年は1ヶ月仕えてきて分かったことがある。それは、この少女が妙に大人びていることだ。

朝、自分が起こしに行けば既に着替えまで全て終わらしている。

そして所作の一つ一つの洗礼さ、齢4歳にしてこの出来は優秀どころか天才だ。

少年は自分も天才の類だと、自分で感じていた。けれども自分よりも才能に恵まれている少女が近くにいる。それもそれが自分の主人なのだ。

今日も少年は少女を起床時間に部屋に入ろうと、ノックをする。いつもならば、返事が聞こえてくるが今日は聞こえない。少年は珍しいな…なんて思いながら応答を待つも無いため、一息飲んでから少女の部屋に入ればまだベッドで寝ていた。

rb「ホンマに珍しいな…Aお嬢様、起きてください。朝ですよ」
「ん…んぅ…」

ベッドにそっと近づけばまだまだあどけない寝顔をしている少女。けれどもどこかおかしい。
異変に気づいた少年は失礼します。と言ってからおでこに自分のおでこをくっつける。

「…ろぼ…ろ?」
rb「Aお嬢様、少々お待ちください。」
「え…?」

何も分かっていない少女は起き上がろうとすれば頭を抑えて辛そうにしている。

少年は急いで自分の部屋を飛び出て、メイドを呼びに行く。なるべくお嬢様との関わりが多い人を思い出し探していればようやく1人いた。

rb「すんません、ちょっと来て欲しいんですけど…」
md「え?私ですか?」

そう言って少年に腕を引かれながらメイドは箒をその辺に立てかけて小走りをする。メイドは内心しっかりしてるなぁと、呑気なことを考えていたが部屋に着いたら彼女もまた焦ることになる。

rb「お嬢様熱出しとんねんけど、俺こういう時何やればええんか…わからんくて」
md「それでしたら任せてください。ロボロくんは冷たく濡らしたタオルと乾いたタオル持ってこれる?」
rb「わかった!」

少年は思わず敬語が抜けるほど焦っていた。かくいうメイドもだいぶ焦っている。
テキパキと服をはだけさせて、メイドは自分の持っている未使用のハンカチで汗をひとまず拭う。

rb「持ってきたで!」
md「ありがとう」

彼女は少年からタオルを受け取りそれをおでこにのせ、布団をかける。

md「私は奥様方に報告に行くから見ててあげてくれないかな?」
rb「お願いな。頼むで」

メイドとロボロはその小さな手と手を拳で軽くぶつけるとメイドは走り出していった。

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爆蜜柑(プロフ) - くれぴとさん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんちゃんと可愛くかけているか不安だったので嬉しい限りです……天才と秀才の違いも意識して話に入れていたので、気づいていただき嬉しい限りです! (8月23日 3時) (レス) id: 485e908806 (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - ちょっとヤバイ夢主ちゃんが可愛い((ちょ、夢主ちゃんください(((((殴 この作品みてると学校でこいつ天才やん!っておもっとった人がもしかしたらたくさん努力してたのかなって思いますね… (7月28日 10時) (レス) @page38 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
爆蜜柑(プロフ) - いちごおしちゃん☆さん» 閲覧いただきありがとうございます!好きだなんて……嬉しい限りです。これからもいい作品になるよう精進してまいりますので、よろしくお願いします!更新頑張ります! (7月17日 16時) (レス) id: 485e908806 (このIDを非表示/違反報告)
いちごおしちゃん☆(プロフ) - めっっっっちゃ好きです!!!最高です!!もう、なんか語彙力ないんですけどめっっちゃ好みです!!もう次の更新が待ちどうしいです!!体調に気をつけて頑張って下さい!!!! (7月13日 21時) (レス) @page26 id: 44c7a03b53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:爆蜜柑 | 作成日時:2023年6月2日 23時

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