PR週間_episode21 ページ17
お昼休み、私はチーノの現状を聞きに行く為二人には後で行くとだけ伝えて一年生の懐かしい教室の前までいけばショッピ様とカナエさんがお弁当を持って上に行こうとしているのを見かける。
気づかれば面倒ですわ…なんて考えていれば
shp「あ、A嬢。1年の教室に用ですか?」
「用事という用ではないのだけども、チーノは今教室にいたかしら?」
kne「チーノくんなら教室にいましたよ!先輩も早く来てくださいね?それじゃあまた後で会いましょう!」
shp「失礼します...って引っ張んなや!」
kne「だって早く行かなきゃいつも最後じゃん!」
じゃれ合いながら仲睦まじい2人を見て思わず笑がこぼれる。私は意を決して教室を覗けばクラスメイトに話しかけられており呼び出すのは少し気まづい。
まあここで待っておけばいいか、そう思い教室から死角の場所で目をつぶっていればうっすらと話し声が聞こえてくる。
「そういえばほんとにチーノ寝返ったんだな。」
「あんなにA様のことを慕っていたのに?」
「あぁ、なんでも家が……」
そこから先は聞きたくなくて思わず耳を塞ぐ、目を瞑って俯いている私の肩に感触があり思わず顔を上げればそこにはチーノがいた。
ci「お嬢様、すみませんお待たせしました。」
「…それじゃあいくわよ」
私たちは屋上と階段を繋ぐ扉の前で、なるべく小さな声で話す。
「ごめんなさい、あなたにこんな役を押し付けてしまって。」
ci「いやそんな気にせんくてええって。」
「いえ、嫌われ役を頼んでしまったのは事実よ、謝罪ぐらいさせて。いつか、必ずこの恩以上のことを返すわ。」
ci「ほなそれを楽しみにしときますね。
報告は4つぐらいあるんやけど……」
なるほど、幸先は案外悪そうね…。しかも彼は確実に話題の中心になりにいっている。それに加えて、少しまずいことになりそうね。
「ありがとう、引き続き…いえ最後まで彼らを欺きなさい。もちろん私も欺けるものならそうしなてください。でも決して気は抜かないでちょうだい」
ci「わかってますって。ちなみに屋上は聞こえんけどもそろそろ時間やわ。」
「…なかなか苦戦しそうね。ひとまず今日の放課後で現状把握をしましょう」
そう言えば彼は屋上の扉を開けて、いつもの青い日常へと戻っていく。彼は私の手を引きこう口を動かした。
"嘘も真実も紙一重やねんで"と。
張り巡らされた策_episode22→←PR週間_episode20
395人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
爆蜜柑(プロフ) - くれぴとさん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんちゃんと可愛くかけているか不安だったので嬉しい限りです……天才と秀才の違いも意識して話に入れていたので、気づいていただき嬉しい限りです! (8月23日 3時) (レス) id: 485e908806 (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - ちょっとヤバイ夢主ちゃんが可愛い((ちょ、夢主ちゃんください(((((殴 この作品みてると学校でこいつ天才やん!っておもっとった人がもしかしたらたくさん努力してたのかなって思いますね… (7月28日 10時) (レス) @page38 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
爆蜜柑(プロフ) - いちごおしちゃん☆さん» 閲覧いただきありがとうございます!好きだなんて……嬉しい限りです。これからもいい作品になるよう精進してまいりますので、よろしくお願いします!更新頑張ります! (7月17日 16時) (レス) id: 485e908806 (このIDを非表示/違反報告)
いちごおしちゃん☆(プロフ) - めっっっっちゃ好きです!!!最高です!!もう、なんか語彙力ないんですけどめっっちゃ好みです!!もう次の更新が待ちどうしいです!!体調に気をつけて頑張って下さい!!!! (7月13日 21時) (レス) @page26 id: 44c7a03b53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:爆蜜柑 | 作成日時:2023年6月2日 23時