初恋の復習３ (ページ39)

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ギョンス逃げた？それより

「俺、俺もAちゃん家行きたい！」

「ベク、何言ってんだ」

何って。ギョンスが良くて俺が駄目な理由なんか無いだろ。

「いいよ」

「え！？」

「！！！いつ？今日！今日学校終わってからは？」

「うん」

よっしゃ。早く終わんないかなー。あ、今来たとこだった。

「……俺もいい？」

「はー？ミンソクは部活だろ」

「お前と2人にさせる訳ないだろ」

「私の家、面白い物何も無いよ？」

「うん。Aちゃんが居ればいいから」

ミンソクの言葉に真っ赤になって「来て下さい」と言ったAちゃん。俺の時との反応が……。ま、行けるからいいや。

「部活終わってからしか行けないけど。ベク、変な事すんなよ」

「なんだよ変な事って。しねーよ」

ーーーーーー

やっと昼休み。もうすぐAちゃん家。早く時間進まないかなー。で、

「何の用？」

「ん？弁当食べに来た」

「なんでだよ。自分の教室で食べろよ」

「Aちゃん、いい？」

「はい！勿論」

弁当を持ったミンソクが現れて、Aちゃんと俺が向かい合ってる横に机をつけて座った。
俺の憩いの場を邪魔する気か。

「Aちゃん、あー」

口を大きく開けると、いつも通り食べさせてくれる。ミンソク、見るがよい。俺たちの関係を。

「美味い！」

「Aが細いのベッキョンのせいだな」

「なんだよギョンス。羨ましいんだろ」

「毎日、毎日良くやるよ」

「Aちゃん、ジョンデにはしなくていいから、しっかり食べて。あ、勿論ミンソクにも」

「Aちゃん、はい」

「「え？」」

「口あけて？あーん」

ミンソクがAちゃんにあーんさせてる。又も顔を赤くさせて口を開くAちゃん。

「美味しい？」

「う、うん」

「ミンソク何してんだよ。俺も、俺のも食べて」

「いらない」

「何でー、、、」

彷徨う俺の箸。隣から聞こえるクスクス笑い。

「ベク、どんまい」

ククッと笑うミンソク。くそ～この間の仕返しか？この為に来たのか。ん？

「ちょっと、そこ！堂々と内緒話すんな」

ミンソクに目をやっていたら、Aちゃんがギョンスに何か耳打ちしていた。

ギョンスはAちゃんから離れてた癖に知らない間に家に行ってるし、今日は元通り、べったりくっ付いてるし油断ならない。

「A、髪の毛食べてる」

慣れた手付きでAちゃんの口元に手をやるギョンス。

Aちゃんもされるがまま。

ったく、なんなんだこの2人は。