exo 短編集 (ページ4)

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「ピンポーン」

Aの家のインターホンを鳴らす

..........................返答無し

あれ？いない？

でも、電気ついてる。

とりあえず3回ノックしてみる

どうせAのことだから、きっと何したってもう出てこない。

鍵もかかってないみたいだし、勝手に入ってやろう

ドアノブに手をかけ、Aの家へと入る。

「 A～！」

って呼ぶと、声でわかったのか、
さっきやり取りしてたからなのか

「 ..........................セフナ！」

って叫ぶAの声

リビングへと入ると、大音量のテレビと
ちょこんと座っているAの姿が目に入る。

今にも泣きそうな顔で、手に抱えていた
クッションを僕に投げつけてくる

.........あ、そっか、メールの件でこんなにも機嫌悪いんだ。

「ごめんって～.. 」

って、言いながら隣に座って
小さい身長のAの頭を撫でてあげる

そしたら落ち着いたのか、

「メール来なくて寂しかったよ」

って、涙混じりの声で言うAが愛おしくて
その小さい体を抱きしめた。