exo 短編集 (ページ12)

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うわぁ、最悪............
さっきの、あの女との共演が始まる

るぅにとっては悪夢の始まりなのに

あの女に関しては、るぅとのことが
何にも無かったように、ニコニコしている。

なんなんだよ、この女

さっきは、確かに言い過ぎたけど
あんなに言い返されたら謝るのも謝るので、なんか負けた気がする

でも。あの女がドアを閉めた後、しうちゃんに

「ルハン、さっきのはいくらなんでも言い過ぎ
後で謝りな。」

って言われたから仕方なく！仕方なくだよ？

るぅが謝ってあげるの。

しうちゃんに言われなかったら、絶対謝ってなんかないからね。

≫

「お疲れ様でした～」

共演者とスタッフに挨拶をする、あの女。

目がパチっと合ったけど、すぐ逸らされた

む！か！つ！く！
でも謝んないと、しうちゃんに怒られる。

「ねえ。」

るぅの言葉でくるっと振り向く。

「 ...さっきはごめん。」

ぺこっと頭を下げる。

口をへの字にするから、またなんか言い返されるのかと思ったら

「ルハン氏！...私もごめんなさい。
つい、カッとなっちゃって..。」

って、言った後ふわりと微笑む

トクントクンと胸がなる音。

..え、なにこれ、るぅ一目惚れした訳？