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あまりに眩しくて
これから起こる事が想像出来なかった
ただただ足がすくみ
係のお姉さんがドレスを運んでこちらにやってくる姿を呆然と眺めていた
「ほら、着替えてこい」
「え、え…」
ニッと笑う社長に背中を押されて
お姉さんに案内された部屋へと入る
何が何だかわからないまま
ドレスを着せられる私
「旦那様…素敵な方ですね。」
私の背中のファスナーを上げながら
係の方が話しかけてくれる
「あっ……は、はい」
「ふふ。2週間ほど前にここに来られたんですよ、お1人で。」
2週間って…
「婚姻届を出した日あたり、です」
「ええ。昨日出したと言っておられました。それから、こんな事も。」
「え？」
「早く貴女がウエディングドレスを着た姿を見たい、と。」
「……っ」
目に涙を溜めた私を見て
お姉さんが慌ててティッシュをくれる
「今まで色々あったから、早く安心させたいんだって。そう言っておられました。ドレスを決めるのにも3時間程お部屋に篭って。」
「〜〜うぅ……」
テヒョン
テヒョン
テヒョン
どうしよう
こんなに幸せで
どうしよう…
私を泣かせたいのか泣き止ませたいのか
お姉さんは穏やかに笑っている
「少しメイクを直したら出ましょう。素敵な旦那様がお待ちですよ。」
綺麗に施されたメイクが滲まないように
必死に涙を堪えて息を吐いた
「さぁ、完成です。とてもお綺麗ですよ、本当に。スタッフは裏口から出ますので、その扉から出て下さい。後はお二人で。」
そう言って、深々とお辞儀をして出て行ったお姉さん
震える手で教会に繋がる扉を開けた。
神聖な十字架の前に立つ大好きな後ろ姿
ゆっくり振り返った彼は
大きな目を一瞬見開いた後
またそれを細めて私に手を差し伸べた。
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cj - 最高でした！！！ (2021年12月5日 15時) (
レス) @page23 id: 6691782cad (このIDを非表示/違反報告)
ペジュ - もう、最高すぎます！これからも、更新頑張ってください！ (2020年6月2日 23時) (レス) id: c155b7d573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ
| 作成日時：2020年5月31日 15時
