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「ほらぁ、急いでA。」
「待って、ほんとに足が。無理無理、昨日の名残りがね、」
「えー、まだ？マッサージしたでしょ？」
たまにガクってなってちゃんと走れない。
ほとんどミンソクに引っ張られる力で進んでるようなものだ。
せっかく近い映画館なのにもたもた化粧してもたもた髪巻いて、ミンソクに早くーって笑われて。
そして今に至る。
「あー！ほんとに映画始まっちゃうよ！」
「やーだーーー！！」
「やだじゃないー！早く走る！ほら、」
「もう嫌だ！おんぶして！」
「ぐえ、」
無理矢理背中に飛び乗ってミンソクが変な声出した瞬間、すれ違った男の人がびっくりした顔した。
変なカップルだと思われたのかなーって思ったけど、
「ミンソク？」
ミンソクの名前を呼んだからどうやら違うみたいだ。
「…チョンス？」
「おー、久しぶり！え、待って。高校卒業以来？」
「あー…うん。そうだっけ？」
ミンソクの身体から力が抜けたから、
スルスルと大人しく降りる。
ぺこ、と挨拶したらチョンス、さんも腰を折ってくれた。
「いやーびっくりした！懐かしいなぁ。彼女？」
「そうだよ。彼女のA。」
「そっかー……。いや、良かった。良かったよ！うん。たまには飲みに顔出せよなぁ。」
「あー、うん。」
時計をちら、と見ると時間が迫ってる。
ミンソクの服の袖をちょん、って引っ張ると手をギュッと握られた。
「ルハンとは会ってんだろ？あいつにもよろしく伝えといてよ。」
「うん、言っとくよ。」
「本当飲み来いよな？全然来ねーんだもんお前ら。皆会いたがってるから！」
「わかったよ、わかった。ごめんチョンス、俺ら急いでてさ、」
「あーそっか、ごめんごめん！いや、会えて嬉しかったよ。またな！彼女さんも、また！」
私を見てペコッとする男の人に、私もミンソクの背中越しにまた頭を下げた。
行こっか、って笑ったミンソクだったけど。
握られた手はちょっとだけ。
ちょっとだけ、痛かった。
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かぴ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさーーん！！待ってました＼(^o^)／ 見てくれてないはずはないのに中々来てくれないから慌てたじゃないですか（笑）！痛くて苦しい胸キュン、最後まで見守ってください^ ^！ (2016年7月22日 23時) (
レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆあさん» みんそくうう！ってどれだけ叫んだか！（笑）2人で泣きながら書きましたw書籍化、しようかしゅしゅちゃんw実費だねw (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ひつじさん» 本当にしゅしゅちゃんが書いてる通り、ひつじさん凄いねって話してたんです（笑）ちょっとそのご期待に沿えられるか心配です、完結してからのコメントも楽しみにしてます。。（笑） (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさん。胸キュンありましたか…？(;_;)よかった。しうぺんコンビ、ミンソク何もしてなくても胸キュンしちゃうので確認しようがなく不安でした。これからもっとももぺさんを胸キュンさせたいと思ってます！コメントありがとうございました(^^) (2016年7月22日 16時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
ももぺ(プロフ) - おばちゃんの日常に痛くて苦しいほどの胸キュンをありがとうございます。物語がどんな結末を迎えるのか私の妄想力では想像すら出来ませんが、ワタシとミンソクのこの先を日々ドキドキしながら生きたいと思います。 (2016年7月22日 12時) (レス) id: 8f4e9d1338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ しゅしゅ
x他1人 | 作成日時：2016年7月10日 12時
