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ソファに寝ころびながらミンソクの動きを目だけで追いかける。
本当に手際がいいなぁ。
私だって手伝いたいんだよ。
手伝いたいんだけど。
身体が、全然動かないんだもん。
「A、このお皿はここでいいの？ちょっと場所変わってない？」
「うん、そこでだいじょーぶ。」
とにかく働き者のミンソクは、もしかしたら調味料の位置まで私より把握してるかもしれない。
私の家なのに凄いな。
さーっと片付けるだけ片付けてそのままお風呂に向かった彼に、せめてお風呂上がりのビール位は美味しく飲んでもらおうと
重たい身体を引きずって、彼専用のビールグラスを冷凍庫へ入れた。
ーーーーー
「…A、A。」
頬をつままれる感覚に瞼を開く。
あれ、意識が飛んでた。
「部屋で寝な。」
「ミンソク、お風呂は？」
「えー、入ったよ。行くの見てたでしょ？」
「見てたけど…、すぐ上がった？」
「ううん。俺風呂長いじゃんか。ほら、いいから立って。部屋で寝て。風邪引くからここで寝ちゃダメだからね。」
とりあえず上半身だけ起こしてぼーっとする頭を覚醒させると、テーブルの上にあるさっき冷やしたグラスには飲みかけのビール。
「あ、ありがとね。冷えてておいしかった、やるじゃん。」
私の目線を辿ったミンソクが気付いて笑った。
「だって今日全部ミンソクに任せっぱなしだもん、」
「いいよ、疲れてるんだもんねAちゃんは。」
「疲れてるー。あのね、一つお願いがあってね。」
「うん、なに？」
ミンソクがどうしたどうした、ってソファに座った。
そんなに深刻な事じゃないんだよ、ただね。
「マッサージしてほしいなーって。」
「えー？お願いってそれ？」
「うん、お願い。」
「やだよ、俺も眠いもん。」
「おーねーがーい。」
「やーだー。」
肩に掛かったままのタオルを掴んで揺らしても、ミンソクは首を縦には振ってくれない。
やだやだーって笑ってる。
「…じゃあ、もういい。」
けち。
別にいいじゃんって、私が明らかにおかしいんだけど。
こうやって立ち上がったら、きっとミンソクはちょっと笑ってこう言ってくれる。
「おいで。」
背中から聞こえてきた予想通りの言葉に、心の中でガッツポーズ。
笑顔で振り向くとミンソクは思ったよりもずっとずっと笑ってた。
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かぴ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさーーん！！待ってました＼(^o^)／ 見てくれてないはずはないのに中々来てくれないから慌てたじゃないですか（笑）！痛くて苦しい胸キュン、最後まで見守ってください^ ^！ (2016年7月22日 23時) (
レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆあさん» みんそくうう！ってどれだけ叫んだか！（笑）2人で泣きながら書きましたw書籍化、しようかしゅしゅちゃんw実費だねw (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ひつじさん» 本当にしゅしゅちゃんが書いてる通り、ひつじさん凄いねって話してたんです（笑）ちょっとそのご期待に沿えられるか心配です、完結してからのコメントも楽しみにしてます。。（笑） (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさん。胸キュンありましたか…？(;_;)よかった。しうぺんコンビ、ミンソク何もしてなくても胸キュンしちゃうので確認しようがなく不安でした。これからもっとももぺさんを胸キュンさせたいと思ってます！コメントありがとうございました(^^) (2016年7月22日 16時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
ももぺ(プロフ) - おばちゃんの日常に痛くて苦しいほどの胸キュンをありがとうございます。物語がどんな結末を迎えるのか私の妄想力では想像すら出来ませんが、ワタシとミンソクのこの先を日々ドキドキしながら生きたいと思います。 (2016年7月22日 12時) (レス) id: 8f4e9d1338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ しゅしゅ
x他1人 | 作成日時：2016年7月10日 12時
