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「ここ、座ってもいい？」
「あ、うん。」
少しだけ距離を空けて隣に座ったユミン。
学校に居る時よりも、なんとなく近い。
「勉強、はかどった？」
「ううん。月曜日って、何だか頭が回らない。」
「えー？火曜日は？」
「火曜日も、回らないけど。」
「はは、なんだそれ。」
学校に居る時よりも、なんとなく会話も多い。
「あ、そのパン。」
「あ…、ミングク君がいつも食べてるの見て美味しそうだなぁって。」
「あー、真似したな。」
「ふふ、真似した。」
一口かじって、美味しいと微笑むユミン。
いつからこんなに会話をするようになったのだろうかと、それすらも思い出せない程に自然に親しくなった。
まるで二人だけの秘密のような、
そんな高揚感がこの空間にはある。
それがミングクにはとても心地良かった。
「部活に塾にだと、休む暇なくて大変でしょう。」
「んーでも部活は好きでやってるから。」
「強いよね、サッカー部。」
「今年はメンバー揃ってるからね。二次予選まで進むの十八年ぶりだって。」
「えーすごい…インターハイは？行けそう？」
「いやー、どーかな。でも、ハンは『ぜってー行く』って言ってた。」
その時のハンの顔を二人は鮮明に思い浮かべる事が出来て、同時に笑う。
「いつもあんなに面倒くさそうに部活行くのに。」
「だろ？でも部活始めると別人なんだよ。すっげー真剣。」
「ハン君て頭も良いし、なんかかっこいいよね。」
「んー、うん。かっこいいね。」
「でも、ミングク君もすごく上手いって聞いたよ。」
「俺？」
「うん、うちの高校が強いのもハン君とミングクのコンビネーションが最強だからって、チョンス君が。」
「…チョンスの奴。」
頭を掻きながら悪態をつくミングクだったが、ハンの後に自分も褒められた事が素直に嬉しかった。
少しずつ水が与えられ、
陽の光を浴びた小さな恋の蕾は、
きっともうすぐ芽吹くのだろう。
応援してる、と笑ったユミン。
微笑み返したミングクは、
自身がゴールのネットを揺らす瞬間が見えた気がした。
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かぴ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさーーん！！待ってました＼(^o^)／ 見てくれてないはずはないのに中々来てくれないから慌てたじゃないですか（笑）！痛くて苦しい胸キュン、最後まで見守ってください^ ^！ (2016年7月22日 23時) (
レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆあさん» みんそくうう！ってどれだけ叫んだか！（笑）2人で泣きながら書きましたw書籍化、しようかしゅしゅちゃんw実費だねw (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ひつじさん» 本当にしゅしゅちゃんが書いてる通り、ひつじさん凄いねって話してたんです（笑）ちょっとそのご期待に沿えられるか心配です、完結してからのコメントも楽しみにしてます。。（笑） (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさん。胸キュンありましたか…？(;_;)よかった。しうぺんコンビ、ミンソク何もしてなくても胸キュンしちゃうので確認しようがなく不安でした。これからもっとももぺさんを胸キュンさせたいと思ってます！コメントありがとうございました(^^) (2016年7月22日 16時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
ももぺ(プロフ) - おばちゃんの日常に痛くて苦しいほどの胸キュンをありがとうございます。物語がどんな結末を迎えるのか私の妄想力では想像すら出来ませんが、ワタシとミンソクのこの先を日々ドキドキしながら生きたいと思います。 (2016年7月22日 12時) (レス) id: 8f4e9d1338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ しゅしゅ
x他1人 | 作成日時：2016年7月10日 12時
