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俺の言葉にきょとんとするスカーレット。
「怒る？」
「だって、彼氏が寝言で他の女の名前言ってんだよ？」
「私が、ミンソクを怒る？」
なんでそんな冷静でいられるわけ？
焼酎の入ったグラスに目を落としながらゆっくりと氷を転がすスカーレット。
それ、ミンソクもさっきやってたな。
自分のグラスの中の氷を同じ様に転がしてみる。
「ねぇ、率直に聞くけど。ミンソクの様子が変なのスカーレットは気付いてたの？」
「はい、そうですね。私だって、そこまで馬鹿じゃない…し。」
くい、と一気にグラスを傾けた。
下を向き、口元は少し笑みを浮かべてるスカーレット。
なるほど、悲しい時に笑っちゃう人間か。
人は悲しい時、悲しいと認めてしまうと心の底から悲しくなるもの。
恐らくそれが怖くて避けているんだろう。そういうタイプの人間、と分析した。
…馬鹿じゃないな、確かに。
ごめん。
ちっとも冷静なんかじゃなかった。
そりゃそうだ。
そりゃあ、そうだよね。
「俺なら、変だと思ったらとことん問い詰めるけど。」
「うわあ、ルハン先生っぽい。絶対嫌！遠慮ない先生とは違うもん！」
「…スカーレットだって、遠慮深そうには見えないんだけど？いつもぎゃーぎゃー煩そうだし。」
「そうだけど！」
あ。こいつ、酔っ払ってる。
…そーか。ギョンスと飲んでたんだっけ。
ぎゃーぎゃー煩そう、ってのは単なる勝手なイメージ。
仕事に関して真面目なのはよく知ってる。
仕事以外でミンソクと三人で会った時だって、ずっと敬語で話すくせに。
感情が高ぶったかと思えば、またしおらしくなる。
「いや、やっぱり怒る気にはなれないよ…。」
「どーしてさ？」
「だって…、ミンソク、私の我儘だっていつも嫌な顔せず聞いてくれるし、」
「あは、さすがミンソク。」
「馬鹿だし…いや、馬鹿じゃない！…けど、ミンソクに比べたら、」
一人芝居してると思えば、黙り込む。
「私、すごく大切にしてもらってるよ…先生。」
…スカーレット。
下を向いたまま微笑む口元は、微かに震えている。
…なんだ。
思ってたよりずーっと健気な奴なんじゃん。
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かぴ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさーーん！！待ってました＼(^o^)／ 見てくれてないはずはないのに中々来てくれないから慌てたじゃないですか（笑）！痛くて苦しい胸キュン、最後まで見守ってください^ ^！ (2016年7月22日 23時) (
レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆあさん» みんそくうう！ってどれだけ叫んだか！（笑）2人で泣きながら書きましたw書籍化、しようかしゅしゅちゃんw実費だねw (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ひつじさん» 本当にしゅしゅちゃんが書いてる通り、ひつじさん凄いねって話してたんです（笑）ちょっとそのご期待に沿えられるか心配です、完結してからのコメントも楽しみにしてます。。（笑） (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさん。胸キュンありましたか…？(;_;)よかった。しうぺんコンビ、ミンソク何もしてなくても胸キュンしちゃうので確認しようがなく不安でした。これからもっとももぺさんを胸キュンさせたいと思ってます！コメントありがとうございました(^^) (2016年7月22日 16時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
ももぺ(プロフ) - おばちゃんの日常に痛くて苦しいほどの胸キュンをありがとうございます。物語がどんな結末を迎えるのか私の妄想力では想像すら出来ませんが、ワタシとミンソクのこの先を日々ドキドキしながら生きたいと思います。 (2016年7月22日 12時) (レス) id: 8f4e9d1338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ しゅしゅ
x他1人 | 作成日時：2016年7月10日 12時
