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映画は、ものすっごく楽しかった。
原作の大ファンである私は相当ハードルを高く上げて観に来たにも関わらず、予想以上の面白さだった。
散々読み込んだのになぁ。
演出が斬新で映像がかっこよくて。
兎に角、最後まで目が離せなかった。
「あのバーテンダーが最初に話したオチのない小話がさぁ、ラストになって繋がった時は、もーゾクッとした！」
「ね、面白かったね。」
余韻に浸りながら注文したのは、やっぱりビスマルクピザ。
映画館と直結したショッピングモール内のレストランは、昼時を過ぎたのに満席に近い。
お隣さんも映画帰りかな？
家族連れの男の子も必死にアニメの話をしていて、ついつい顔がほころぶ。
「なるほど…上にのってる半熟玉子がトロトロだからああやって食べてたのか、」
主人公の真似をして、具が落ちないよう慎重にピザを畳んで口に運ぶ。
「んー美味しい！毎日食べれる。ね、ミンソク？」
「そうだね。」
あれ。
絶対「Aは毎日は飽きるでしょ？」って言うと思ったのにな。
「ミンソク？」
「ん、何？」
「どうしたの？」
「ん？なになに？食べてるよ？」
パクりとかじる。
いつもは頬張って食べるくせに、変なの。
「後半の伏線回収が凄いよね、撒き散らしてたパズルのピースが一気にはまっていくみたいな。」
短編小説をここまで映画として仕上げた手腕を褒め称えたい。
って、何様だよって感じだけど。
「映画、面白くなかった？」
「え？面白かったよ、すんごく。特に後半、伏線の回収がさー凄かったよね。」
「…んー、うん。」
それ、私が今言ったのに。
「原作読んでみたくなった。Aん家あるよね？」
「うん、あるよ。」
「じゃあ貸してもらおっと。ほら、冷めないうちに食べよ、いっぱい。ダイエットはダメだからね。」
「ミンソクこそ、もっと食べなよ。」
「うん、これ本当美味いね。」
食べ終わってもまだ外は明るい。
締切前なんて夕飯すらまともに食べれないのに、こんな早い時間に全部済んでるなんて。
ミンソクの前に手を出してばたばたと動かす。
「お腹一杯で歩けない。」
「なんか昨日からすんごい手が掛かるね。」
やれやれと笑いながら差し出してくれたミンソクの手を、しっかりと握り返した。
…あれ。
このまま帰るのかな、帰るみたいだな。
多分、忘れてる。
繋いだ手をブラブラさせて歩くのは間違いなく帰り道で。
…まぁ、いいや。
トレッキングシューズは、また今度で。
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かぴ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさーーん！！待ってました＼(^o^)／ 見てくれてないはずはないのに中々来てくれないから慌てたじゃないですか（笑）！痛くて苦しい胸キュン、最後まで見守ってください^ ^！ (2016年7月22日 23時) (
レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆあさん» みんそくうう！ってどれだけ叫んだか！（笑）2人で泣きながら書きましたw書籍化、しようかしゅしゅちゃんw実費だねw (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ひつじさん» 本当にしゅしゅちゃんが書いてる通り、ひつじさん凄いねって話してたんです（笑）ちょっとそのご期待に沿えられるか心配です、完結してからのコメントも楽しみにしてます。。（笑） (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさん。胸キュンありましたか…？(;_;)よかった。しうぺんコンビ、ミンソク何もしてなくても胸キュンしちゃうので確認しようがなく不安でした。これからもっとももぺさんを胸キュンさせたいと思ってます！コメントありがとうございました(^^) (2016年7月22日 16時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
ももぺ(プロフ) - おばちゃんの日常に痛くて苦しいほどの胸キュンをありがとうございます。物語がどんな結末を迎えるのか私の妄想力では想像すら出来ませんが、ワタシとミンソクのこの先を日々ドキドキしながら生きたいと思います。 (2016年7月22日 12時) (レス) id: 8f4e9d1338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ しゅしゅ
x他1人 | 作成日時：2016年7月10日 12時
