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「しょ、焼酎？何それ、じゃあこの美味い酒はこっちで言うところのチャミスルなんかと何ら変わりないって事？」
「いえ、そこの違いはさすがにあると思いますけど。日本酒とは別物です。」
「日本でつくったんだから日本酒じゃないの…？」
瓶を見て首を捻るこの人は本当に作家なのだろうか。
僕は何度だって疑問に思う。
「洋酒だって日本でつくられてますよ。もうお酒の話は一旦やめましょう。締切が迫ってます。」
「ミンソクは元気？」
「…元気ですよ。」
「スカーレットは？」
「また変な呼び方して。Aも元気ですって。」
どうしたって話が逸れる。
別に何ヶ月も会ってない訳じゃあるまいし。
「ミンソクもAもそれぞれ作家さんに付いてますからね。ここに来て酒飲む暇がないだけですよ。」
「えー。だって二人でデートする暇はあるんでしょ？」
「そりゃあそうでしょう。」
「ねぇねぇ、あの二人って上手くいってんの？」
近所の噂話をする主婦のような下衆な表情で瓶を傾ける大先生。
さすがに手酌をさせる訳にはいかん、とそれを奪ってグラスに注いでやる。
「上手くいってますよ。ラブラブです。」
「ラブラブ！ギョンスが言うと何か面白いね。」
「…もう何も答えません。」
「まぁまぁ。はい、飲んでくでしょ？」
「仕事中です。」
「ビジネスライクな関係はやだ。はい。」
強制的にグラスを渡され渋々受け取る。
ストップって言ってね！と言いながらどうせなみなみに注がれるんだ。
期待を含んだ眼差しを受けて一口飲むと、
確かに香りが良くて美味しいお酒だった。
「…美味しいです。」
「っしゃ！自分でつくった酒は格別よ。あー美味い！」
どこに隠していたのだろうか。
ニヤニヤしながら「ほれ」とA4サイズの封筒を差し出した先生。
「…！原稿、出来てたんですか。」
「まぁね〜。」
茶目っ気たっぷりに微笑む。
この人は、本当にもう。
封筒から取り出して一行目を読むこの興奮はいつまでも変わらない。
この人の書く文章を世界で一番初めに読むのは僕なんだ。
会話してると本当に作家なんだろうか、っていつも思う。
そしてその疑問をたった一行で簡単に吹き飛ばしてしまう。
「どう？」
「…痺れますね。」
「あはっ。最高の褒め言葉だね。」
この人の書く物語は、本当に本当に。
僕をあらゆる世界へ連れて行ってくれる。
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かぴ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさーーん！！待ってました＼(^o^)／ 見てくれてないはずはないのに中々来てくれないから慌てたじゃないですか（笑）！痛くて苦しい胸キュン、最後まで見守ってください^ ^！ (2016年7月22日 23時) (
レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆあさん» みんそくうう！ってどれだけ叫んだか！（笑）2人で泣きながら書きましたw書籍化、しようかしゅしゅちゃんw実費だねw (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ひつじさん» 本当にしゅしゅちゃんが書いてる通り、ひつじさん凄いねって話してたんです（笑）ちょっとそのご期待に沿えられるか心配です、完結してからのコメントも楽しみにしてます。。（笑） (2016年7月22日 22時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - ももぺさん» ももぺさん。胸キュンありましたか…？(;_;)よかった。しうぺんコンビ、ミンソク何もしてなくても胸キュンしちゃうので確認しようがなく不安でした。これからもっとももぺさんを胸キュンさせたいと思ってます！コメントありがとうございました(^^) (2016年7月22日 16時) (レス) id: 93830427c7 (このIDを非表示/違反報告)
ももぺ(プロフ) - おばちゃんの日常に痛くて苦しいほどの胸キュンをありがとうございます。物語がどんな結末を迎えるのか私の妄想力では想像すら出来ませんが、ワタシとミンソクのこの先を日々ドキドキしながら生きたいと思います。 (2016年7月22日 12時) (レス) id: 8f4e9d1338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ しゅしゅ
x他1人 | 作成日時：2016年7月10日 12時
