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「ねぇハナ、好きな子いる？」
一ヶ月ぶりに会ったハナに恋愛相談をする。
「いるよ！」
「そうなの？幼稚園の子？」
「そうだよ！でも、ゆわない」
「何で？」
「はずかしいもーん」
「あははっ、そうだよね。」
恥ずかしいよね。
言えないよね。
彼女には好きな人がいるし。
彼女から彼と上手くいったと連絡を貰った時、本当に嬉しかった。
あの彼がどういう人かは置いておいて、
彼女は彼の事を本当に愛してたから。
同時に僕も失恋した訳だけど、やっぱりおめでとうって言葉が先に出てきた。
そして思い出した。
…僕はホストだって事。
お客さんの中の一人が悩んでたから
それを手助けしただけ、
それが成就したから僕はもう連絡しない方がいい、無理矢理そう理由付けた。
純粋な彼女は、職業なんか気にしないと思うけど周りの目はそうじゃないことも知ってる。
ホストなんかと関わってると知られたら
せっかく上手くいった彼とも別れるなんて事になってしまうかもしれない。
ダメだダメだ！
そんな事は絶対に許されない。
僕は彼女への連絡を減らす事にした。
毎日声を聞いていたからか、寂しさだけは
どんどん積もっていった。
「何で連絡やめちゃうんですか？そんなに好きなら奪っちゃえばいいのに。ヒョンならいけるでしょ？」
毎日しつこい程に彼女の話を聞いてもらっていたセフンにそう言われた。
「ダメなんだよ、それじゃあ。Aヌナは幸せになったんだから。万が一、彼女が店に来たらあの作戦、よろしくね。」
「僕はヒョンに幸せになってもらいたいですけど…ヒョンがそう言うならそうします。」
万が一、と思っていた状況は割とすぐに訪れた。
彼女の顔を見て、やっぱり好きだと実感する。
でもこれを許したら彼女は度々ここに来るようになってしまうと思った。
「セフン、よろしくね」
席を立つ時、セフンに釘を刺した。
複雑な表情で頷いたセフンだけど、彼女が店を去った後にアヨンさんの前でネタばらしをしてしまった。
どうにでも誤魔化せると思ったけど
正直な話をアヨンさんにしてしまった僕は
やっぱり彼女との縁を切りたくないエゴが出てしまった。
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あや(プロフ) - はじめまして！すっごく面白かったです^o^！ (2016年4月1日 22時) (
レス) id: 659228d030 (このIDを非表示/違反報告)
U：(プロフ) - 朝、この作品に出会って一気に読み…今は涙ボロボロですw 素敵な作品をありがとうございます!! (2015年9月13日 9時) (レス) id: 6e4069c740 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん太(プロフ) - 本当に幸せな気分でいっぱいです(´ー`＊)ありがとうございます！ (2015年9月5日 17時) (レス) id: da438e648a (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ(プロフ) - 読んでて幸せな気持ちになりました(*^^*) (2015年8月5日 9時) (レス) id: ce6b948911 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - yomさん» もしかして…yomさんとは！作者様でいらっしゃいますよね？！ コメントありがとうございます！私もyomさんの作品の大ファンです！本当に感激です！まさかファンの方からコメントを頂けるなんて…！短編も読んでます！本当にありがとうございます！ (2015年6月28日 0時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ
| 作成日時：2015年5月8日 1時
