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「まだ安心していいんですね。」
待ち合わせ場所に向かい
目の前に立った瞬間、そう言うジョンデ
「グロス、綺麗。」
後で取れちゃうけどねーって
ニヤリと笑う。
バカな私は
この男の為に、グロスまで塗り直したんだ。
「これからは携帯は鳴りません。どこ行きます？」
「…え、どっか行くの？」
「お詫びだって言ったでしょ？」
携帯は鳴らないって…
あの子と何かあったのだろうか。
…ダメだ、期待するな
相手はキム・ジョンデだ。
「どこでもいい、」
「えーそれ男が一番困る答えだってばぁ」
そう言いながらもお店を決めてくれた。
また私が好きな雰囲気だ。
近所なのに、一人じゃ散策しないもんな。
気が付いたらジョンデとの思い出ばかりの街だ、
「泣き虫Aさん、沢山食べて下さい」
「ほんっとに性格悪いよね、ジョンデって」
「そうですか？言われた事ないです」
そりゃそうやってニコニコしてたらね。
教えてあげたいよ、皆さんに。
あの子にも、あの子にも…
食事を終えても本当に鳴らない携帯にちょっと安心する。
「この後、どうするの？」
「どうしたいですか？」
わざとらしく体を傾けて私に答えさせる
「ジョンデが、決めて」
「じゃ、行きます。」
私の手を取ってふんふーんって家へ歩き出す
途中であのコンビニの前を通った。
思い出してまた胸が痛くなる。
「Aさん、俺に何か言うことあるんじゃない？」
「…言う事って？」
「んー例えば」
コンビニの前で立ち止まる
「一昨日の事とか。」
「……っ」
聞きたくないから聞かなかったのに。
どうせいい話じゃないんだから。
「特にないよ」
幼馴染とはどうなったの？
一緒に歩いてた彼女は誰？
本当は聞きたい事だらけなのに
何も言えない
「そうですか。じゃあ俺が質問」
「なに？」
「この前一緒にいた男、誰？」
ドキ、と心臓が疼く。
「誰でもないよ、別に」
ドキドキ ドキドキ
何で聞くの、そんな事。
「家に彼も上げたの？」
「え…いや、」
「上げたんだ。」
ちぇーっとふて腐れるジョンデ。
こっちは「ちぇっ」どころじゃないんだよ。
「今日のAさんは俺のもの〜いつもAさんは俺のもの〜」
全然可愛くない歌をうたいながら
家へと入った。
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clk02190107(プロフ) - 凄く凄く面白いです！！続き読んで来ますね！！ (2016年3月3日 21時) (
レス) id: 29415058f0 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - あきさん» ありがとうございます！！もう〜！そんな事言われたら調子に乗っちゃいますよう！いやいやこんな素人の小説、無料でいくらでも読んでください（笑）！感想を糧にして頑張ります！！ (2015年5月8日 2時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - みきりんさん» ありがとうございます！ジョンデって本当に、何なんでしょう！？いい人にも悪い人にも見えるって本当謎ですよね。うまく表現できるように頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆかりさん» いつもありがとうございます！私も指がプルプルなるほど書くのが辛い場面が沢山あります(>_<)が、しかし！書かないとですね〜！ゆかりさんのようにこの作品を愛してくださる人の為に頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 誤字がありました。大変失礼しました。かぴさんこれからも頑張ってください！ (2015年5月7日 2時) (レス) id: 246a635b02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ
| 作成日時：2015年4月22日 0時
