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その夜はそれ以上泣く事もなく
ジョンデの匂いに苦しむ事もなく
ぐっすりと眠れた。
朝起きて
ジョンインからのメッセージに目尻が下がる
『おはよう。夢に僕が出てきたんじゃないの？』
残念ながらジョンインは出てこなかったけど
ジョンデも出てこなかったよ
夢でいいから会いたいなんて
そんな事も思わなくなった
今の私は
お願いだから夢の中にまで出てこないで
そっちの方が正しい気がする。
『夢も見ない位熟睡できたよ。ありがとう』
そう返信して家を出た。
出社するなりジョンデが飛んできて
ごめんねごめんねって纏わり付くけど
不思議と気持ちは落ち着いていた。
周りから「何やらかしたんだよジョンデー」
って
仕事をミスした位にしか思われてないんだろうな。
そんな単純な話だったらどんなにいいか
耳元で「今日も奢ります」って
語尾にハートマークをつけて言うジョンデ。
その誘いを初めて断った。
「今日は予定があるからごめんね」
小声で言うと、目を丸くする。
そんなに驚く？
まぁ予定があるなんて嘘だけど
これ位いいじゃない？
NOを言えない君の代わりに
私が断ってあげる。
気を引きたい訳じゃない
駆け引きをしたい訳でもない
ただ、心を休める時間が欲しいだけだから。
そう思っただけなのに
ジョンデは眉を下げて
「Aさん、冷たくなった」
そんな事を言う。
冷たくなんかなってないよ
私は相変わらず君の事が大好きだよ
叶わないんだってわかってるから
期待させないで
ジョンデの背中をポン、と押して
デスクに向かう
目を閉じてジョンインの顔を思い浮かべた。
よし、今日も頑張れる。
頭の中の
黒と白のバランスが
だんだん同じ比率になっていく
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clk02190107(プロフ) - 凄く凄く面白いです！！続き読んで来ますね！！ (2016年3月3日 21時) (
レス) id: 29415058f0 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - あきさん» ありがとうございます！！もう〜！そんな事言われたら調子に乗っちゃいますよう！いやいやこんな素人の小説、無料でいくらでも読んでください（笑）！感想を糧にして頑張ります！！ (2015年5月8日 2時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - みきりんさん» ありがとうございます！ジョンデって本当に、何なんでしょう！？いい人にも悪い人にも見えるって本当謎ですよね。うまく表現できるように頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆかりさん» いつもありがとうございます！私も指がプルプルなるほど書くのが辛い場面が沢山あります(>_<)が、しかし！書かないとですね〜！ゆかりさんのようにこの作品を愛してくださる人の為に頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 誤字がありました。大変失礼しました。かぴさんこれからも頑張ってください！ (2015年5月7日 2時) (レス) id: 246a635b02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ
| 作成日時：2015年4月22日 0時
