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会社の化粧室で軽くメイクを直して
鏡で全身を確認する。
「よし…」
何もおかしい所はないと思う
いや、思いたい
時計を見て足早に退社する
ジョンデと待ち合わせする時は
決まって家の最寄り駅のそばだった。
”帰りが楽な方がいいでしょ？”
最初の頃、そう言ってくれたなジョンデ。
いつからか待ち合わせを通り越して
そのまま家に来るようになったんだけどさ
あーいかんいかん
ネガティブは辞めたんだ。
もう一度、手持ちの鏡でメイクを確認した後
待ち合わせ場所へ向かう
相変わらず遠目から見ても
お洒落でかっこいいジョンデ
「…好きだなぁ」
笑顔で手を振る彼を見て
ポツリと呟いた
「ごめんね、待った？」
「俺の為に綺麗にメイク直してくれたんでしょ？許します」
一瞬で顔が熱くなる私の手を自然に取る
あざとい。
ジョンデってやっぱズルい。
「Aさん、何食べたい？週始めだからどこも空いてると思うんだよね」
「んー……」
「はは。じゃあAさんが好きそうな所行きましょっか」
私の好きそうな所、わかるの？
こうやって手を繋いで歩いていると
まるでカップルのようだと錯覚しそうになる
ジョンデに連れて来られた場所は
びっくりする位私好みのお店で、ひどく感心する
二番手の女…いや、二番手にもなれてない女の好みまでちゃんと把握してるんだもん
「すごいジョンデ！ここすっごい好き！」
「Aさん、ソファ席好きですもんね」
「何でわかるの？」
「Aさんの事なら何でもわかりますよ」
こんな事言われたら、私の事好きなのか？って
誰もが思うだろう
食事も美味しくて
ジョンデの笑顔も可愛くて
久しぶりにジョンデとの時間を心底楽しめた
彼にあの子から、メッセージが届くまでは。
テーブルに置いた携帯がブブ、と震えて
チラリと視線を落とした彼に嫌な予感がした
「ちょっとトイレ行ってきますね」
そう言ってスッと携帯を手に取り
席を立ったジョンデ
「はぁ…」
現実に戻っちゃった。
きっと戻ってきたジョンデは
そろそろ行きましょっか、って笑顔で言うんだ
それに私は笑顔で頷くんだ
そして一人で帰ってメソメソ泣くんだ
あぁ、でもジョンインが言ってくれたな
泣くまえに電話しろって。
電話していいのかな？
多分仕事中だよなぁ
ここまで考えた所でジョンデが戻ってきた
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clk02190107(プロフ) - 凄く凄く面白いです！！続き読んで来ますね！！ (2016年3月3日 21時) (
レス) id: 29415058f0 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - あきさん» ありがとうございます！！もう〜！そんな事言われたら調子に乗っちゃいますよう！いやいやこんな素人の小説、無料でいくらでも読んでください（笑）！感想を糧にして頑張ります！！ (2015年5月8日 2時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - みきりんさん» ありがとうございます！ジョンデって本当に、何なんでしょう！？いい人にも悪い人にも見えるって本当謎ですよね。うまく表現できるように頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆかりさん» いつもありがとうございます！私も指がプルプルなるほど書くのが辛い場面が沢山あります(>_<)が、しかし！書かないとですね〜！ゆかりさんのようにこの作品を愛してくださる人の為に頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 誤字がありました。大変失礼しました。かぴさんこれからも頑張ってください！ (2015年5月7日 2時) (レス) id: 246a635b02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ
| 作成日時：2015年4月22日 0時
