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デニムだけ履いた彼はベッドの淵に腰掛け
煙草をふかしながら携帯を扱っている
「煙草は外か換気扇の下だってば」
「んー……動くの面倒なんだもん」
運動したからいいでしょ？って笑う彼が憎たらしい
「…例の子？」
「うん」
「そっか」
明らかに落ち込んだ私を見て
また困ったように頭を撫でた
「俺もバカだよなーって思います」
それを言うなら私はどうなるんだ
「俺もAさんも、報われないね」
そんなに可愛い顔して
なんて残酷な事を言うんだろう
紫煙が天井に吸い込まれる
こうやってまたジョンデの香りが
部屋中に染み渡っていく
「彼女、彼氏の悪口ばっか言うんですよ」
「そうなんだ」
そんな事、どうでもいいけど
「それなのに別れないんですよね」
「だいたいどこもそういうもんでしょ」
「んー…でも俺、」
あぁ、シャツを着てしまった
もうそろそろ帰ってしまうんだ
「そういう事言う女、嫌いなんですよ」
「…そう」
「嫌いなんですけどね、」
ポツリと呟いた後
シャツのボタンを全部しめて
よし、と立ち上がった
「じゃあAさん。また明日、会社で。」
「ジョンデ、」
「ん？なに？」
帰らないで
行かないでよ
ここから出社すればいいじゃん
「…なんでもない。」
「そう？じゃあ、また明日」
手をヒラヒラさせて
彼が出て行った扉がガチャン、と閉まる
「なに、やってんだろ…」
残されたのは
彼の為に買った灰皿の中に一本の吸い殻と
鼻に残る彼の匂いだけ
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clk02190107(プロフ) - 凄く凄く面白いです！！続き読んで来ますね！！ (2016年3月3日 21時) (
レス) id: 29415058f0 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - あきさん» ありがとうございます！！もう〜！そんな事言われたら調子に乗っちゃいますよう！いやいやこんな素人の小説、無料でいくらでも読んでください（笑）！感想を糧にして頑張ります！！ (2015年5月8日 2時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - みきりんさん» ありがとうございます！ジョンデって本当に、何なんでしょう！？いい人にも悪い人にも見えるって本当謎ですよね。うまく表現できるように頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆかりさん» いつもありがとうございます！私も指がプルプルなるほど書くのが辛い場面が沢山あります(>_<)が、しかし！書かないとですね〜！ゆかりさんのようにこの作品を愛してくださる人の為に頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 誤字がありました。大変失礼しました。かぴさんこれからも頑張ってください！ (2015年5月7日 2時) (レス) id: 246a635b02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ
| 作成日時：2015年4月22日 0時
