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一気にシャンパンを飲みすぎて
少し酔ってしまったかもしれない
気が付いたら隣からカイさんが居なくなっていた。
あー…人気だから
もう他の席に行っちゃったのか
人気者…
ジョンデ何してるんだろう
部長と一緒に綺麗なお姉さんによしよしされているのだろうか
「ジョンデ…」
小さな呟きは
誰にも届かない
思ったよりも酔ってる、危ない
心臓がぎゅーって痛くなって
瞳が濡れるのを感じる
今どこで誰と何をしてるんだろう
「Aさん」
呼ばれた声にハッと上を向くと
一筋だけ涙が零れた
「グレープフルーツジュース、キッチンからくすねてきた。お酒を分解してくれるみたいです。」
「あ、ありがとう…」
隣に座って私のグラスを自分の前に移動させた
代わりに私の前に置かれたジュース
「僕もお酒弱いけど、Aさんの方がもっと弱いかもね」
また笑って、頭を撫でられた
涙を見たはずなのに
やっぱり何も聞かないんだ
と言うより、答えがわかってるからだね
「大丈夫、大丈夫。」
何の根拠もないカイさんの”大丈夫”に
溢れる涙が止まらなくなった
「そっちに移動しても大丈夫ですか？」
そう言って
セフン君と私の間に入ってくれた
あぁ、
アヨン達から見えないように壁になって
泣かせてくれるんだね。
何も言わず
何も聞かず
ただトントン、と背中をさすられ
しばらく泣いた後
スーッと胸が軽くなった
「ありがとう…カイさん」
「ん？何がですか？」
「ううん…カイさんが人気な理由、わかる」
「あはは。僕が、寂しがり屋なだけです。」
「寂しがり屋なの？」
「はい。だから、僕の方が皆さんに構ってもらってるから。感謝です。」
「…凄いね、カイさん」
「何にも凄くないんですよ、本当に。」
その後、黒服さんがカイさんを呼んで
また、ごめんなさいと挨拶して
カイさんは他の席へと行ってしまった。
「A〜、そろそろ時間だよ。帰る？」
「うん、帰ろうか。」
「ヒョンが戻って来るまで居たら？」
「ううん、忙しそうだし大丈夫よ」
そう〜？と困った顔をしながらも
お会計を伝えてくれた。
ドキドキしたお会計も
初めてきた人は安い金額でいいらしくて
こんな値段でいいの？って程度だった。
セフン君がエレベーターのドアをおさえて
私達を中に入れてくれた
もう会うこともないだろうカイさん
本当にありがとう、と心の中でお礼を言って
エレベーターのドアが閉まる直前、
バン、と手が入り込んで邪魔をした
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clk02190107(プロフ) - 凄く凄く面白いです！！続き読んで来ますね！！ (2016年3月3日 21時) (
レス) id: 29415058f0 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - あきさん» ありがとうございます！！もう〜！そんな事言われたら調子に乗っちゃいますよう！いやいやこんな素人の小説、無料でいくらでも読んでください（笑）！感想を糧にして頑張ります！！ (2015年5月8日 2時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - みきりんさん» ありがとうございます！ジョンデって本当に、何なんでしょう！？いい人にも悪い人にも見えるって本当謎ですよね。うまく表現できるように頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆかりさん» いつもありがとうございます！私も指がプルプルなるほど書くのが辛い場面が沢山あります(>_<)が、しかし！書かないとですね〜！ゆかりさんのようにこの作品を愛してくださる人の為に頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 誤字がありました。大変失礼しました。かぴさんこれからも頑張ってください！ (2015年5月7日 2時) (レス) id: 246a635b02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ
| 作成日時：2015年4月22日 0時
