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「Aさーん」
明るめの髪に伊達眼鏡をかけた彼が
オフィスの端から良く通る声で私を呼ぶ
「これで出力しちゃっていいかチェックお願いしまーす！」
いまAちゃん来てるじゃん、って
周りからクスクス笑われて
へらへらって笑うジョンデがあざとくて。
「このページ？」
「あ、こっちです。」
背中からにょきっと腕がのびてきて
マウスに置いた私の手の上に自分の手を重ねる
あー…そういう所なんだってば
いちいちドキッとする心臓が嫌だ
「これ、合ってます？」
「チェックしたら呼ぶよ」
「あ、俺にどっか行けって事ですか？ひど。」
ケラケラって笑う彼に溜息を吐く
ちょっと睨んだら、眉を八の字にして
はーい、とどこかに行った。
チェックした資料は一つのミスも無く
そもそも私がチェックする必要なんてあるかなって思うくらい
彼の仕事はいつも完璧だ
「ジョンデ」
部長と珈琲を飲みながら談笑している彼を呼ぶ
あんなに笑う部長久々に見た
男でさえも、彼の虜だ
カップに口を付けながら上目遣いで私を捉える
「あ、もう終わったんだ。さすがAさん」
キュッと上がった口角は
昼間見るとこんなに爽やかだ
「コピーしちゃおうっと」
「ねぇ、ジョンデ」
「んー？待って下さいね、よしOK。なんですか？」
周りに聞かれないように小声になる
「今日、」
「いいですよ。」
何も行ってないのに
ニコッと笑うジョンデ
「お礼に奢ります」
それが私とジョンデの合言葉だった
実際にどこかにご飯を食べに行く事なんて
もうなくなってしまったけど
ただ私の家に彼が来ると言う意味の
とても虚しい合言葉だった。
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clk02190107(プロフ) - 凄く凄く面白いです！！続き読んで来ますね！！ (2016年3月3日 21時) (
レス) id: 29415058f0 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - あきさん» ありがとうございます！！もう〜！そんな事言われたら調子に乗っちゃいますよう！いやいやこんな素人の小説、無料でいくらでも読んでください（笑）！感想を糧にして頑張ります！！ (2015年5月8日 2時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - みきりんさん» ありがとうございます！ジョンデって本当に、何なんでしょう！？いい人にも悪い人にも見えるって本当謎ですよね。うまく表現できるように頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - ゆかりさん» いつもありがとうございます！私も指がプルプルなるほど書くのが辛い場面が沢山あります(>_<)が、しかし！書かないとですね〜！ゆかりさんのようにこの作品を愛してくださる人の為に頑張ります！ (2015年5月8日 1時) (レス) id: 84a56e5326 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 誤字がありました。大変失礼しました。かぴさんこれからも頑張ってください！ (2015年5月7日 2時) (レス) id: 246a635b02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ
| 作成日時：2015年4月22日 0時
