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「きゃあ〜！！あったかい！！！」
「はっ。当たり前だろ、ハワイなんだから」
「本当に年中夏なんだぁ……」
空港から出るとベタなヤシの木がそこらじゅうに生えていて、
映画でしか見たことのないリムジンがお迎えに来ていた。
驚きの連続で口をパクパクさせながら
ひたすら社長の後ろについて行く。
「ミンソクっていつもこうなの？」
「ん？旅行の時か？」
「そう。毎回こうなの？荷物なんて家出てから運転手さんに渡して以来、一回も自分で持ってないけど…」
「荷物は、まぁそうだが…」
すっごいすっごい！
こんなのが当たり前なんだ、社長。
「でも自分の為にリムジンなんか用意しない。」
「…そうなの？」
「そりゃそうだろ、お前が一緒だから気合入れてんだよ。」
サラッとときめく事言ってくれるんだもん…
「はい1キュン。」
「えっ！？何それ！？？」
「お前のツボの統計を取ってる。」
「な、何の為に…」
「俺から離れなくさせる為に。」
「……！」
「はい、また1キュン。」
バシバシ肩を叩いて
熱くなった頬を手で抑える。
「ミ、ミンソクの胸キュンのツボも統計取らなきゃ！！ちなみに今までで何ポイント？」
「1万ポイント位。」
「………私は1億ポイントあげる！！」
「ぶ。ちょろいな」
……ちょろい！
確かに私、ちょろすぎる！！！
でへでへしてる間にホテルに着いた。
ロイヤルハワイアン…
憧れのピンクパレス！！！
「ハワイに行ったらここに泊まりたいって、ずーっと思ってたの…！その為にお金貯めてたようなものなの。」
「そりゃ良かった。その金はへそくりに回しとけ」
「最高！本当に最高！！」
「お前の喜んだ顔が見れて俺も最高の気分だよ」
キュ……はっ！ダメだ！
ここでキュンとしたらまたまんまとだ！
社長の顔を見たら案の定笑いを堪えている。
「どうした？お前の初ハワイを過ごせて本当に幸せだな、俺は。」
片方の口角を上げてニヤりと笑う社長に
私もやり返さねば…
「ミ、ミンソク。わざと私のツボを抑えるふりして、本当は本音なんでしょ〜？本当に思ってる事照れずに言いたいんでしょ。わかってるんだか、ら…ね…あれ？」
みるみるうちに耳が赤くなった社長。
え、まじ？
「え、え？本当？照れ隠しなの？」
「うるさい！！！」
「わー！照れてる！」
「黙れ。そこのピンクのゴミ箱の中に泊まってそのまま回収されろ！」
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halohalo976(プロフ) - 数年前に大好きで読んでいて、今でも忘れられずふとまたこの作品を読みたいなと思ったのですが...サイトに飛んだのですがページがないようで...他の作品も大好きなのでぜひとも公開して頂けないでしょうかㅠㅠ生きる活力をください..._:(´ཀ`」 ∠): (2021年10月5日 1時) (
レス) id: 66d856abd6 (このIDを非表示/違反報告)
叶多(プロフ) - サイト飛んだんですが、ページがないみたいで。すごく好きな話だったんでまた読みたいんですが(><) (2020年2月7日 2時) (レス) id: 6f8ef4ca07 (このIDを非表示/違反報告)
のんちー(プロフ) - もう更新しないのですか？続きが気になってます。 (2018年9月4日 20時) (レス) id: bf0265463f (このIDを非表示/違反報告)
Dollar - シウちゃんを愛する気持ちと一生添い遂げようと思いました。笑笑 (2018年1月2日 22時) (レス) id: 44faffd26a (このIDを非表示/違反報告)
苺於(プロフ) - 初めまして！ほんとにこのお話大好きです！もうヤバイです！(語彙力…) 受験勉強そっちのけで読み込んでしまって気づいたら半日終わってました(T_T) シウちゃんまじで好きすぎる。器のでかさ半端ないっす。もはや尊敬のレベル！かぴさんのファンになりました！ (2017年12月11日 18時) (レス) id: 759e9cc09f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ
| 作成日時：2015年4月3日 12時
