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その手に導かれ、ゆっくりと歩みを進める
差し込む月明かりが彼に当たって
とても綺麗だ
昔見た事がある、誰もが夢見る
物語のお姫様にずっとなりたかった
目の前で私の手を掬い取ってくれる彼は
その夢を叶えてくれるたった一人の王子様
十字架の前に、二人で向かい合った
「よく似合ってる」
「ミンソク、」
「泣くなよ？あー泣くなって」
頬をつままれ、ギュッと涙をこらえる
「無駄な話は無しだ。誰が何と言おうともうお前は俺の妻だからな。シンプルにいく。」
「はい……」
「この先、何があるかは俺にもわからない。会社が倒産するかもしれないし、お前が俺を嫌いになる日が来るかもしれない。」
「そんな事、ないよ…絶対」
「万が一、だ。でも。俺は俺の人生を掛けてお前を守って行くと決めた。だから何が起きても、」
フッと息をつく社長
「一生俺についてこい。」
ついに耐え切れなくなった涙を拭う事もせず
コクコクと頷く私を抱き締めた。
「綺麗だよ」
耳元で社長が呟く
「お前は俺の初恋だ」
それを聞いた瞬間
もう涙を止める必要はないんだと思った
「私も、だよ、」
「嘘つけ」
「ほ、ほんとだもん…」
「まぁいい」
背中に回された腕が外れ
両手で頬を包まれる
「俺が最後の男なら、それで許してやる」
二人きりで誓ったキスは
神様がきっと見守ってくれてる
でも私は神様より仏様より
この社長様の言う事を
これからも一生、信じ続けるんだと思った
二人で、生きて行く
ドSで強引で自信家で
世界一私に優しい
大好きな社長様の言う通り
fin
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halohalo976(プロフ) - 数年前に大好きで読んでいて、今でも忘れられずふとまたこの作品を読みたいなと思ったのですが...サイトに飛んだのですがページがないようで...他の作品も大好きなのでぜひとも公開して頂けないでしょうかㅠㅠ生きる活力をください..._:(´ཀ`」 ∠): (2021年10月5日 1時) (
レス) id: 66d856abd6 (このIDを非表示/違反報告)
叶多(プロフ) - サイト飛んだんですが、ページがないみたいで。すごく好きな話だったんでまた読みたいんですが(><) (2020年2月7日 2時) (レス) id: 6f8ef4ca07 (このIDを非表示/違反報告)
のんちー(プロフ) - もう更新しないのですか？続きが気になってます。 (2018年9月4日 20時) (レス) id: bf0265463f (このIDを非表示/違反報告)
Dollar - シウちゃんを愛する気持ちと一生添い遂げようと思いました。笑笑 (2018年1月2日 22時) (レス) id: 44faffd26a (このIDを非表示/違反報告)
苺於(プロフ) - 初めまして！ほんとにこのお話大好きです！もうヤバイです！(語彙力…) 受験勉強そっちのけで読み込んでしまって気づいたら半日終わってました(T_T) シウちゃんまじで好きすぎる。器のでかさ半端ないっす。もはや尊敬のレベル！かぴさんのファンになりました！ (2017年12月11日 18時) (レス) id: 759e9cc09f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ
| 作成日時：2015年4月3日 12時
