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「ミンソクさんがいいなら喜んで！」
「凄いぞA！玉の輿だ！」
ストレートな両親の言葉に頭を抱えたけど
社長は笑っていた
その後女子会かと思うくらいに、馴れ初めから何から根掘り葉掘り聞かれながら朝食を食べた
荷物をまとめ直して、両親に見送られながら社長の車に乗り込む
「…ミンソク、凄いね」
「あ？何が」
「伊達に社長じゃないんだな…あの説得力」
「本心を言っただけだ」
運転席からチラリとこちらを見て口角を上げる
幸せで口元が緩む
「…何も、聞かないんだね」
私が勝手に逃げた理由
「原因は俺の母親だろう」
「…え！？」
何でわかるの？
何も言ってないのに
「お前の様子がおかしくなったのが、あの食事会の後だった」
「……」
「お前がいなくなったと思ったら母親が縁談の話を持ってきた。バカじゃない限り気付く」
「そ、そっか。縁談…行ったの？」
「行ったよ」
え！？
前を見ながら運転を続ける社長
縁談行ったんだ…
「行ってハッキリ断ってきた」
「…え？」
「なんだその顔は。受けて欲しかったのか？」
困ったように笑う社長
「…本当に俺も庶民になるかもしれない。覚悟はあるか？」
もしかして、縁談を断ったから…
「ソウルに戻って落ち着いたらまた母親に会いに行く。縁を切られたらそこで俺のエリート人生も終了だ。」
「…何で笑ってるの？」
こんな大変な事なのに、笑っている
「おかしいからだよ、俺自身が。」
「金が無い生活なんて考えられないと思ってた。だが、お前が居ない生活の方がもっと考えられないんだからな。」
「ミンソク…」
「だから俺も庶民の仲間入りをするかもしれない。」
「そんなのどっちでもいいよ、ミンソクだったら…お金に惹かれた訳じゃないもん」
そう言うと笑って路肩に車を停めた
ポケットからキラリと光る指輪を取り出す
「二度と外れないように指に縫いつけるか」
「怖い！」
「冗談だろ」
再び私の薬指に戻って来た指輪を撫でる
「心配するな。一回落ちても俺は必ず這い上がる。お前に苦労はかけない」
「…いいんだよ苦労しても。ミンソクと一緒だったら。」
本当だよ
2人で家計簿見てヒーヒー言いながら生活するのも、楽しそうじゃん
「…本当に変わった女だ」
「お互いね」
「…そうだな」
再び動き出す車はソウルへ一直線
これからどんな未来が待つのだろう
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halohalo976(プロフ) - 数年前に大好きで読んでいて、今でも忘れられずふとまたこの作品を読みたいなと思ったのですが...サイトに飛んだのですがページがないようで...他の作品も大好きなのでぜひとも公開して頂けないでしょうかㅠㅠ生きる活力をください..._:(´ཀ`」 ∠): (2021年10月5日 1時) (
レス) id: 66d856abd6 (このIDを非表示/違反報告)
叶多(プロフ) - サイト飛んだんですが、ページがないみたいで。すごく好きな話だったんでまた読みたいんですが(><) (2020年2月7日 2時) (レス) id: 6f8ef4ca07 (このIDを非表示/違反報告)
のんちー(プロフ) - もう更新しないのですか？続きが気になってます。 (2018年9月4日 20時) (レス) id: bf0265463f (このIDを非表示/違反報告)
Dollar - シウちゃんを愛する気持ちと一生添い遂げようと思いました。笑笑 (2018年1月2日 22時) (レス) id: 44faffd26a (このIDを非表示/違反報告)
苺於(プロフ) - 初めまして！ほんとにこのお話大好きです！もうヤバイです！(語彙力…) 受験勉強そっちのけで読み込んでしまって気づいたら半日終わってました(T_T) シウちゃんまじで好きすぎる。器のでかさ半端ないっす。もはや尊敬のレベル！かぴさんのファンになりました！ (2017年12月11日 18時) (レス) id: 759e9cc09f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴ
| 作成日時：2015年4月3日 12時
