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「こちらが勝手にやったことですから、ジョンハンさんには内緒にして下さいね」
「ありがとうございます。あんなこと言われて何もしてやれない自分が情けなくて。ジョンハニの代わりに礼を言います」
頭を下げるマネヒョンの言葉に目頭が熱くなる。自分で思ってるよりも大事にされている。マネヒョンの想いに今気付かされるなんて。
ではまた後で、と挨拶を交わし話を終えたマネヒョンが歩き出し慌てて奥に隠れる。
今の会話を聞く限り、Aさんは俺のために何かしてくれたってこと？会社の権力を使って？
居ても立ってもいられなくなった俺はすぐにある場所に向かって歩き出した。
Aさんの控室の前。
勢いで来てしまったのはいいけど、いきなり訪ねてどうしようってんだ。何かしましたか？なんて聞くのも失礼すぎるし。
考えあぐねて立ち尽くしていたら、目の前のドアが開いて目ん玉が飛び出るほど驚いた。
「あれ？ジョンハンさん？」
「あっ、えっと…」
挙動不審な俺にキョトンとした表情のAさん。話したい人物が現れて話さなきゃいけないのに、うまく言葉が出てこない。
「よかったら一緒に飲み物買いに行きましょ」
奢りますよ、なんてイタズラっぽく笑うAさんが部屋の中にいるマネージャーさんに自販機行ってきまーすと声をかける。ドアを閉めて歩き出したAさんに慌てて付いて行く。
俺ってこんなキャラだっけ？なんか完璧に情けない男になってる。
「どれがいいですか？」
「あ、じゃあブラックコーヒーで」
「好みの飲み物も似てますね」
そう言って笑いながら自販機から缶コーヒーを2つ取り出すAさん。片方の缶コーヒーを渡され、近くの長椅子に一緒に座る。
静かな空間にプシュと小気味よい音が響く。
ありがとうございますと俺が言えば、どうぞって笑顔で返してくれる。遠慮なくコーヒーを飲ませてもらう。
「先に謝っておくって何のことですか？」
回りくどい聞き方ができない俺。単刀直入すぎて自分でも笑えるわ。案の定Aさんもビックリしている。
「あはは！ストレートな人ですね！」
「よく言われます」
笑われたけど、不快さは一切感じない。
「こうやって私の我が儘に付き合わせてしまったことです。撮影時間が伸びちゃってごめんなさい」
笑顔だけど、それ以上何も言わせないとでも言いたげなオーラ。
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澪怜(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん、コメントありがとうございます！最高ですなんて本当に嬉しいです！美紀さんも体調にはお気をつけてお過ごし下さいね。 (2020年6月8日 13時) (
レス) id: 3fb34bc7ee (このIDを非表示/違反報告)
澪怜(プロフ) - ponponさん» ponponさん、コメントありがとうございます！更新遅くてすみません。楽しんでもらえるよう頑張りますね！ (2020年6月8日 13時) (レス) id: 3fb34bc7ee (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますコロナウイルス流行ってるので気を付けてくださいね (2020年5月18日 20時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
ponpon - このお話すごく面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年5月7日 2時) (レス) id: ced7731a7e (このIDを非表示/違反報告)
澪怜(プロフ) - ゴリの子さん» ゴリの子さん、返信遅くなってごめんなさい！そんな風に言ってもらえるなんて嬉しいです！コメントを見て私も召される寸前でした！笑 (2020年4月24日 18時) (レス) id: 06042ee2af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪怜 | 作成日時：2019年6月18日 18時
