I am TWICE！

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「サナヤ〜、もう一回やって！」

「shy shy shy〜♪」

「かっ、かわいいっっ!!!」


このやり取りを何度も繰り返している私たちをナヨンが冷めた目で見ている。

しょうがないじゃん！うちの子ったら可愛い過ぎる！何回見ても飽きん！


「うちの子って、あんたはオンマか」

「次はモモ！やって！チョウルジマ〜♪」

「聞いてないし」


呆れてるナヨンの横で、モモが自分のパートの振り付けを踊ってくれる。
新曲の振り付けを踊るメンバーが可愛すぎて、さっきから私はかわいい、しか言葉が出ない。


新曲『CHEER UP』の振り付け練習のため、練習室に缶詰状態の私たち。
新曲を出すと聞いてどんな曲なのか楽しみだったけど、想像以上のものだった。


「ちょっとA！そこは可愛らしく首を傾げなさい！」

「えぇ〜？ちゃんとやってるよ〜」


さっきからナヨンに何度もダメ出しをされるし、終いには振り付けの先生が私のダンスを見て頭を抱えてる。


「Aオンニが踊るとなぜかっこよくなってしまうのか…」

「振り付けは完璧ですけどね」


ジョンヨンとチェヨンが憐れんだ表情で呟く。
私だって可愛く踊りたいよ〜、みんなみたいにさ〜、何がダメなのさ〜！


「Aオンニもかわいいですよ〜」


ツウィだけだよ、そんな事言ってくれるのは。


振り付けの先生には、とりあえず練習あるのみってなかばやけくそ気味に言われたし。
可愛さってどう出せばいいんだ？


「よし！みんなのダンス見て研究するよ！」

「さっきから見てばっかでしょーが！」


ナヨンにまた怒られた〜！
ちょっと、みんな笑いすぎじゃない!？


「Aオンニはもう少し身体の力抜けば、柔らかくなるんじゃないですか？そしたら印象変わりますよ」

「さすがミナ！やってみる！」


ミナに言われたように踊ってみれば、オンニ！良い感じです！と励ましてくれる。ホント良い子だよ、ミナヤ。


「おーい、そろそろ練習切り上げろよ〜。明日収録あるからな」


練習室を覗きに来たマネオッパに言われ、思い出した。
有り難いことに私たちメインの番組を作ってくださり、宿舎での様子などもう何回か撮影をしている。明日からはメンバー全員で旅行に行く予定。

番組の企画とはいえメンバー全員で旅行なんて初めてだから、みんな楽しみにしているみたい。
私もかなり楽しみにしてるんだよね。

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