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「ジミナ…ホントにごめん…」
「お前のせいじゃないから。もう気にするなって、なっ！」
結論から言えば、Aに会えなかった。
楽屋に急いで戻ってきたけど、Aの姿はなくて。TWICEの演出にミスがあったらしく、リハーサルをやり直すためにスタッフさんが急いで呼びに来たと、グクが教えてくれた。
自分が楽屋から連れ出したせいで会えなかったと責任を感じてるらしく、さっきから何度も謝ってくるテヒョン。珍しく落ち込んでいるようで、表情も暗い。
「一生会えないわけじゃないしさ…、それにEXOのヒョンたちと話せて楽しかったし」
僕が笑顔を見せれば、無言で抱きついてくるテヒョン。
「…俺もTWICEと話したかった」←
「ぷっ、それが本音かよ」
耳元で囁かれた言葉に思わず吹き出せば、安心したようにテヒョンも笑う。
冗談が言えるなら大丈夫でしょ。
さて、テヒョンは良しとして僕の可愛い弟はどうしたもんか。さっきからテヒョン以上に落ち込んだ表情をして、僕とは目も合わせない。僕が隣に座るとビクッと肩を震わせるものだから、逆に申し訳なくなってきた。
「グギヤ〜、どうしたの？」
あえて明るく声をかければ、おずおずと顔をあげる。
「ヒョン、ごめんなさい…」
「ん？グギが謝ることなんてないよ」
「だって…役立たずで…」
今にも泣きそうな表情で話すグク。人見知りなグクが一生懸命Aに話しかけようとしてたと、ホソギヒョンが教えてくれた。僕に会わせようとしてくれてたんだよね。その気持ちだけで充分だよ。
「もうっ！可愛いな〜！」
「ちょっ、何でそうなるんですか！」
僕が勢いよく抱きつけば、顔を真っ赤にしながら憎まれ口を叩く。
うん、いつも通りのグクで安心した。
「ありがとね」
「…僕は何もしてないですよ」
耳を真っ赤にさせたまま、背を向けて去っていく弟に自然と笑みが溢れる。
優しいヒョンたちに親友、可愛い弟に恵まれてる僕は幸せ者だ。
「…話せるといいですね」
誰と？なんて聞かなくてもわかる。グクの言葉が嬉しくて、そのまま背中に抱きつけば雑に振り払われた。照れ屋な弟の照れ隠しさえ、愛しく思うんだ。
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澪怜(プロフ) - 祇王さん» 祇王さん、コメントありがとうございます。返信が遅くなり大変申し訳ないです。続編できました。楽しんで頂けると嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2019年6月18日 18時) (
レス) id: e266c2a85a (このIDを非表示/違反報告)
祇王(プロフ) - 続きお願いします、早く見たいです〜 (2019年4月23日 0時) (レス) id: 54c6e010a8 (このIDを非表示/違反報告)
澪怜(プロフ) - ぽて子さん» ぽて子さん、コメントありがとうございます！大好きって言ってもらえてとても光栄です！ホシくんとの絡みですね。わかりました！セブチはまだまだ勉強中で希望に添えるか不安ですが頑張ります！ (2018年12月28日 1時) (レス) id: e266c2a85a (このIDを非表示/違反報告)
ぽて子(プロフ) - 澪怜さんのお話大好きです！CARAT なのでハニさんとの絡みとても楽しみです！私はホシペンなのでホシくんとの絡みもぜひ入れて貰えれば嬉しいです！!これからも応援しています！ (2018年12月26日 14時) (レス) id: 1031b97982 (このIDを非表示/違反報告)
澪怜(プロフ) - 宮村さん» 宮村さん、コメントありがとうございます！すれ違い多すぎですよね(笑)すみません。まだまだすれ違うかも…です(笑) (2018年12月26日 8時) (レス) id: e266c2a85a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪怜 | 作成日時：2017年10月17日 1時
