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神様っていじわるだ。
ジミニヒョンがあんなに願ってたのに、このタイミングで来るなんて。
神様に文句言ってやりたい。
いや、神様だけじゃないな。ジミニヒョンを連れ出したテヒョニヒョンにも文句を言いたいぐらい。
「One in a million!TWICEです。よろしくお願いします!」
僕の目の前には、ジミニヒョンが会いたがってたあの人がキレイな笑顔で挨拶をしてる。
あー、どうしよう。何か話しかけないと。
こんな時にでさえ極度の人見知りを発揮している自分が嫌になる。
「SIXTEEN観てたよ〜!会えて嬉しいなぁ♪」
……ジニヒョンが羨ましい。何であんなに普通に話しかけれるのかな。
ヒョンの言葉にTWICEの緊張も和らいでるのがわかる。
「ちょっと外に出てるメンバーがいて、全員いなくてごめんね。せっかく来てくれたのに」
「そんなっ!私たちこそタイミング悪くてすみません」
ナムジュニヒョンの言葉に焦っているジヒョさん。しっかりしてそうで、リーダーって感じ。Aさんをちらっと見れば、相変わらずキレイな笑顔のまま。
…あれ?さっきから全然話さないけど。僕と一緒で人見知りするのかな?他のメンバーさんたちはヒョンたちと話してるのに。
「あの…私の顔に何かついてますか?」
「…えっ?」
僕の目の前にAさんがいる。なぜ?
「ごめんね〜、グクって人見知りでさ。じっと見つめちゃうのが癖なんだよ〜」
「よかった、何かついてたなら失礼だなと思って。ありがとうございます」
状況を把握出来てない僕に、肩を組みながら絶妙なフォローを入れてくれるホソギヒョン。
そんなに見つめてたなんて恥ずかしい。ヒョンのおかげでAさんに嫌な思いさせずに済んだこと感謝しなきゃ。
「あの、ホソギヒョン…」
「ん、いーよ。あと、ジミナにカトクしといたからね」
Aさんが僕たちの前からいなくなったのを見計らって小声でお礼を言おうとしたら、全てお見通しなヒョン。ジミニヒョンにも連絡してたなんて、このヒョンすごいな。
「ありがとうございます」
「ジミナ間に合えばいーけどな。時間稼ぎするか」
そう言ってAさんに話しかけてるヒョンは本当に凄い。まじで尊敬。
ホソギヒョンの背中を見ながら僕もジミニヒョンのために何かしなきゃと思った。
「あ、あの…始めまして、ジョングクです。僕も……」
SIXTEEN観てましたって言おうとした瞬間、楽屋の扉が勢いよく開いた。
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澪怜(プロフ) - 祇王さん» 祇王さん、コメントありがとうございます。返信が遅くなり大変申し訳ないです。続編できました。楽しんで頂けると嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2019年6月18日 18時) (レス) id: e266c2a85a (このIDを非表示/違反報告)
祇王(プロフ) - 続きお願いします、早く見たいです〜 (2019年4月23日 0時) (レス) id: 54c6e010a8 (このIDを非表示/違反報告)
澪怜(プロフ) - ぽて子さん» ぽて子さん、コメントありがとうございます!大好きって言ってもらえてとても光栄です!ホシくんとの絡みですね。わかりました!セブチはまだまだ勉強中で希望に添えるか不安ですが頑張ります! (2018年12月28日 1時) (レス) id: e266c2a85a (このIDを非表示/違反報告)
ぽて子(プロフ) - 澪怜さんのお話大好きです!CARAT なのでハニさんとの絡みとても楽しみです!私はホシペンなのでホシくんとの絡みもぜひ入れて貰えれば嬉しいです!!これからも応援しています! (2018年12月26日 14時) (レス) id: 1031b97982 (このIDを非表示/違反報告)
澪怜(プロフ) - 宮村さん» 宮村さん、コメントありがとうございます!すれ違い多すぎですよね(笑)すみません。まだまだすれ違うかも…です(笑) (2018年12月26日 8時) (レス) id: e266c2a85a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澪怜 | 作成日時:2017年10月17日 1時