女じゃないなら何_HS ページ1
寒い冬のある日
飲み会に誘われた
この時期はみんな何かと理由をつけてお酒を飲みたがる
まぁ、私もお酒は好きだから良いけど
『スニョンもAちゃんも参加ってことで大丈夫？』
「おう！行く行く」
「よろしく」
『ジュンはバイトかぁ。さすがに休めないよな…』
「ん、ごめん。代わりの人いなくて」
『残念…また今度参加してな。お前がいると女子の集まり良いんだよㅎ』
「あはは、そんなことないのに」
「そんなことあるよ」
「えー？」
「これだからイケメンは…」
『よーし。とりあえず2人確保。
それじゃ、17:30開始だから！店で会おうな』
「了解」
私たちを飲み会に誘ってくれた同じ学科の男子
そう言い終わると、忙しそうにパタパタと走って行った
なんでも 知り合いの先輩に"少なくとも5人は集めて来い！"なんて言われたらしい
「総勢何人くらいになるんだろうなぁ」
「ね」
「俺はわいわいがやがや好きだけど、Aは苦手だろ？騒がしくても大丈夫か？」
「…さぁ」
どんな人が何人来るかもわからない飲み会
ほんとなら断って直帰するところ
でも
どんな女の子が何人いるかもわからない場所に
スニョン1人を行かせるのは嫌だった
「ジュニはバイト何時まで？」
「今日は10時まで」
「後から合流っていっても微妙な時間だな…
それなら、俺たちだけで２次会するってのは？どう？ジュニ」
「俺は嬉しいけど…」
「よし！決まり！
Aも良いよな？」
「うん」
「帰り遅くて大丈夫なの？」
「うん。明日講義無いし平気」
「そうと決まればあいつらにも伝えないとな！
行くぞ！A」
「ちょっと…引っ張らないで！スニョン
…もう。
ジュニ、バイト頑張ってね。また後で」
「ん〜ありがとう。後でね」
スニョンに腕を引かれジュニと別れる
なんで腕掴むかな…ドキドキしちゃうじゃん…
私のこんな気持ちなど全く知らない、楽しそうな後ろ姿を恨めしく思う
「ジフナ！ウォヌ！」
「あー…うるさい奴が来た」
「ははっ」
眉間にシワを寄せるジフン
それを見て笑うウォヌ
私とスニョンとジュニ、そこにこの2人を加えた5人は中学や高校からの付き合いで
今でもいつも一緒にいる
男子の中に1人だけ女子という構図は、周りの女の子たちから見るとどうも面白くないらしく
悪口や嫌がらせは日常茶飯事だった
大学生になってからは大分落ち着いたけど
色んな人が来る飲み会は
ちょっと危険な予感
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あまいくりーむ(プロフ) - レモンさん！素敵なお話ありがとうございます！本当好きー！キュンしました！ありがとうございました！ (2020年3月29日 8時) (
レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - レモンさんのお話いつもすごく面白くてときめきます。すごく好きです。無理せず更新頑張って下さい。応援してます。 (2020年3月19日 11時) (レス) id: 6d460acf42 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - レモンさーん！トキメキのお話ありがとうございます！夢の様なストーリー！キュンと癒されました！ありがとうございました！ (2020年3月19日 10時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
Eno.(プロフ) - レモン様、こんにちは！とても面白い小説を書いていただきありがとうございます！短編集って、読みやすいし、メンバー全員と恋できるし、良いことばかりですね！！これからも更新待ってます！ (2020年3月17日 2時) (レス) id: 7a57244c2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2019年12月25日 15時
