ALBUM２

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ガンッ


「いてっ」

「おわ、」


階段に躓いて転ぶスニョン

スニョンに重なるようにして転ぶウォヌ


何あの人たち
超ダサいんですけど



「あはは！
何してんの〜 大丈夫？」

「やー、スニョン
お前が転ぶから俺まで」

「……」

「聞いてんのか？」

「……」

「まだ寝てるんじゃないの？スニョン」

「そうかも。
こいつさっきも自動ドアに…」


ゆっくりと顔を上げたウォヌが

私を見てフリーズ


「え？“自動ドアに”…何？
続きは？？」

「……」

「ちょっと。ウォヌ？チョンウォヌさん？」


目の前で手をひらひらさせる


「…お前」

「はい」

「お前、さ…」

「何ですか」

「……」

「何よ。なんで黙るの。

ほんで、スニョンはいつまでそうしてるの」

「いや…その……うん」


転んだまま
段差があるとこで窮屈そうに丸まってる


「どっか痛い？」

「…ううん」

「手 貸してあげようか？」

「だ、だ、大丈夫！えっと…あの、ちょっと待って。俺のことは放って置いて」

「何よ…感じ悪いな」


ジフンもウォヌもスニョンも

みんな変


よそよそしいというか何というか

何かを言おうとして止めるし、目も合わせないし、遠ざけようとするし


私が何をしたっていうのよ



「あれ？
そんなところで何してるの？」

「あ」

「ジュナ…」

「ムンジュニ〜

聞いてよ、みんな何か変で」

「わぁ！」

「え…何？」

「Aちゃん？」

「うん。Aちゃんですけど」

「いつもと雰囲気違うね！
そういうメイクも似合う。すっごい可愛いよ」

「ほんと？似合う？可愛い？」

「うん！
あんまり綺麗だから女優さんかと思った」

「それは言い過ぎだよ〜ふふふ」


奇跡の顔面を持つムンジュニに褒められて上機嫌

思わず怪しい笑いが出てしまった



「ジュナ…お前、すごいな」

「ん？何が？」

「その性格が羨ましいよ…」

「えー？？」

「わけわかんない2人は置いて行こう」


ジュニの腕に自分の腕を絡めて、ジフンが座る席へ


「そういえば
ジフン、今日きれいめファッションだね。ジュニも」

「そうそう。これも作戦なんだよ〜」

「作戦？」

「Aがどれだけ着飾ってても、その彼氏と愉快な仲間たちが みすぼらしかったら効果半減だろ？」

「あはは！愉快な仲間たち！」

「あいつらにも、ちゃんとセットしてくるよう言ったはずだけど」

「寝癖ついてるよ？ふふ」


やっと起き上がったけどなかなかこちらへ来ない

何してんだか

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