痛いほどわかる -LH- ページ18
〜ルハンside〜
ｽﾀｯﾌ「お疲れ様でした〜」
「お疲れ様でーす」
ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「どうした？何か元気ないな？」
「そうかな？いつもと一緒でしょ」
完全図星
元気がないどころじゃない
デートの約束をして俺のために店まで探してくれて
優しいAちゃんに浮かれてた
ー…ルハンさん…私
あの時Aちゃんが何を言おうとしたのか
…本当はわかってる
…でも言い出せない優しいAちゃんのこともわかってる
それをわかっていて
…ずるいことをしたということも
ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「車乗っていかないのか？」
「今日はちょっと歩いて帰るよ」
頭の中を整理したかった
はぁ…
ん？あれって…
一人歩いて帰っていると見覚えのある子がいた
俺のことを好きだと言ってくれて…Aちゃんに掴みかかったことのある元バイト先の後輩の女の子だった
向こうもすぐに俺に気付き一緒にいた相手に少し何かを言うとすぐこっちへ来た
後輩「…お久しぶりです」
「うん…久しぶり」
後輩「あの時は…本当にすみませんでした。…私どうかしてて…」
「もういいって言ったでしょ？…あの人は？もしかして彼氏？」
後輩「…はい。…本当の好きっていうのは困らせることじゃなくてその人の幸せを願うことだって…唯一怒ってくれた人です」
「…いい彼氏さんだね」
後輩「はい…オッパは…今あの方と…」
「…それが…そうもいかなくてね」
今の俺は…あの時のこの子だ
後輩「…オッパでもそういう顔…するんですね」
「何珍しいもの見る顔しちゃって」
後輩「いや…オッパは完璧な人だと思っていたので…。だから…困らせたかった。気持ちがないことは知ってたんです。でも…困らせてでも…1日だけでも私のこと考えてほしかったんです」
「…あの時そう素直に言ってくれれば…」
後輩「あの時のオッパには…きっとわからないですよ」
あの時の俺にはわからない…
今はこんなに痛いほどわかるのに…
後輩「って、あんなことしといて私が偉そうに言えないですよね。…でもやっぱりよかった。…幸せを願って離れてよかったです」
「え？」
後輩「…それじゃあ」
ペコッと頭を下げて彼の元へ走っていった
幸せを願って離れてよかった…
あの子はそんな言葉を言えるまで
前に進んでるのか…
…俺は…
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みるく(プロフ) - saya_＊さん» 最後まで読んで下さってありがとうございました!!そう言って頂けて嬉しい限りです(T^T)あたふた感イメージ通りでよかったぁ(´- `*)w 本当にありがとうございました♪ (2017年10月29日 18時) (
レス) id: fbf7182cb6 (このIDを非表示/違反報告)
saya_＊(プロフ) - 素敵なおはなし、ありがとうございました(*^^*)とても面白くて一気に読んじゃいました♪べくのあたふたしてるかんじがイメージ通りすぎて！(笑)かわいかったです♪ (2017年10月29日 9時) (レス) id: 2aa5de40a8 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ライオンさんさん» ありがとうございます!!そう言って頂けて本当に力になります(T^T)更新遅いですがこれからもよろしくお願いします!! (2017年6月19日 0時) (レス) id: fbf7182cb6 (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさん - 面白いですね！更新頑張って下さい！！ (2017年6月18日 10時) (レス) id: 163b1cba9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2017年6月4日 22時
