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「こんなの、ハッピーウィルスじゃない」
５分前ぐらいにチャイムが鳴りドアを開けると
すんごい浮かない顔
「ビール飲む？」
チャニョルのために用意したビールを手にすれば
少し顔を上げたチャニョルがうん、とうなづいた
話すことはもちろんわかってる
CY「ソユンと別れた」
やっぱり、ソユンさんに別れを告げられたのか
「ヨリ〜？元気出して、」
ムリヤリ、缶ビールを乾杯すればビールをぐっと飲んだ
CY「今日ソユンと会ったんだろ？」
「うん、」
CY「何いってた？ソユン」
「詳しくはいわないけど
やっぱ、ソユンさんが私のところへ来るのはチャニョルの話をするためだよね」
CY「だよなぁ」
あからさまに肩を下げるチャニョル
一応私、チャニョルに片思い中なんですけど
「ニョルらしくない
早く元に戻ってよ」
気の利いた言葉も言えず、ただいつものように話すだけ
CY「はいはい」
あ〜、なに、気が狂う
「やっぱチャニョル、ソユンさんのこと好きなんじゃん」
独り言のように言ったつもりが
独り言にしては大きくなってしまってチャニョルがその言葉に反応した
CY「わかんない、」
その言葉に少しほっとした自分は本当に最低だ
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作者名：ハッピーウィルス。 | 作成日時：2020年3月4日 14時
