罪深い大型犬に恋をした (ページ33)

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あの後、
ソユンさんの話を聞いて。

ソユンさんはチャニョルのことがまだ好きなんだし
何もわかれることはない、と少し思ったけれど

そんなこと言うことができなくて

結局ソユンさんは「彼と別れてきます」といってしまった

つくづく性格が悪い女だな、私

チャニョルもあんなかわいくて優しい彼女さんがいて
なんで好きじゃないの、

でもほんとはどこかに
ほっとしている自分がいて嫌気がさしてしまう

ユナ「先輩？手、止まってますよ」

そんなとき後輩のユナが私にそういってきた

「あ、うん。考え事しちゃってた」

ユナ「先輩が・・・珍しい」

後輩にまで注意されるなんて、バカだなぁ

――――――――――――――

その日、なんとか仕事を終わらせ
帰っているとき

スマホが振動を立ててなり始めた

チャニョルか。

今日のこともあって少し重苦しい気分

「よぼせよ？」

CY「ヌナ、話し聞いて」

…チャニョルの声が暗すぎるっ

CY「ヌナ今どこ？
俺が車でヌナのとこ行く」

いろいろ聞きたいことがあったけれど
今は素直に自分のいる場所を伝えてチャニョルを待つことにした

ソユンさん、言ったのか

別れ際に交換したソユンさんとのトーク

SY「頑張りました」

ただその一文がとても悲しく見えた