罪深い大型犬に恋をした (ページ32)

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一通りメイク直しもして
なんとか人に見せれる顔になったソユンさん

うん、かわいい←

SY「休憩、大丈夫ですか？」

「ああ、さっき戻った時に延長してもらいました」

SY「えっ、そんな、すみません！」

ばっと勢いよく顔を下げるソユンさん

「ぜんぜん、大丈夫ですよっ？」

SY「本当に迷惑をかけてばかりで、」

ソユンさんは本当にいい人だ。

でもそのいい人、というのがたまに辛くなってしまうことがありそうで

SY「話、聞いてくれますか？」

こく、とうなづくとソユンさんは柔らかく笑った

SY「さっき、チャニョルと別れようと思ってる、て言ったじゃないですか」

「はい、」

びっくりした。
でもなんとも思わなかったというか
別れたらそれでいいし、別れなかったらわたしの片思いがまた伸びるだけ、

みたいな、そんな酷いことを考えてしまった

SY「チャニョルは私のことなんか好きじゃないんです
告白したのも私からだったし

でもあの人の性格だからとっても大事にしてくれたんですよ」

ソユンさんがぎゅっとこぶしを作る

SY「付き合ったばかりのときは
本当に大切にされてるな～て気楽に思ってたんですけど

なんせ彼はアイドルですし遠い世界の人で。

私は彼のことが好きだけれどチャニョルにとってはなんの得もない感じ？
私といても意味のない時間を過ごすだけかな、て最近思い始めてしまって」

ソユンさんが言う言葉にとっても悲しくなってしまっている自分がいた