まるでおとぎ話のような話 (ページ7)

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7、二人目ページ7

昨日はチェンさんの優しい笑顔を最後に、眠りについた。

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‥

「ぎゃ！！！！」

‥

なぜ、今私が変な声をだしたかというと、

‥

目を開けた瞬間私の顔を覗くかのように目の前にニコニコ笑う顔があったから。

‥

「びっくりした〜…、やっと起きたね？

おはようございます、Aお嬢様！」

そういって、なぜか私のベッドに座って嬉しそうに私の頭を撫でる執事。

しっぽが見えてきそう…

‥

「今日は私がAお嬢様の執事を担当させてもらいます。

ビョン・ベッキョンと申します！

ベッキョンて呼んで！」

そういって、ニカッと笑うベッキョンさん。

そして、昨日のチェンさんとは全く違った対応で唖然としてしまう私。

なんか、すごいラフすぎないか？

ちょいちょい敬語じゃなくなってるよね？

まあ、そっちのほうが気が重くならなくて楽っちゃ楽かな〜とか思っていると、

BK「さっさっ、速く準備してください！

朝食に行きますよ〜！」

そういって、突然立ち上がってどっかに向かってあるき出したから、どこに行くのか見ていると、

近くにあったタンスを開けて中を探り出した。

「ちょ！なにしてるんですか！」

BK「え？服選んでる」

いや、そんな普通に言うなよ。

そこまでしたくていいーー！

BK「だってお嬢様が急がないから〜！」

駄々こねはじめた。

「あー、急ぎます急ぎます！着替えるから一旦外に出てください！」

不満そうなベッキョンさんの背中をグイグイ押して部屋の外に追い出す。

BK「着替えるの手伝いましょう「結構です！」

ニヤニヤしながら言うから、この人は本当に執事なのか疑う。

「ていうか、いつからベッド座ってたんですか？」

怪訝な目で聞くと、

BK「ずっと前から♡」

小悪魔だ…

BK「じゃ、さっさ着替えて来てくださいね〜。」

そして、扉はしまった。

…

…

まって、

執事ってあんな人もいるの！？

やっぱりチェンさんみたいな人ばっかじゃないんだ！

「ぬおおおーーーーーーーーーー」

BK「ちょ、Aちゃん！？
どうした！声が変だよ！？」

「大丈夫、気にしないで。」

もう、お嬢様呼びでもなくなってるじゃん

‥