16、四人目 ページ16
...
「ん...んう〜...」
なんだろう、
こんな静かな朝久しぶりな気がする。
何日かしかまだたってないのに、こんなに静かな朝を久しぶりに感じるほど最近は１日１日が濃い。
ふと、寝ぼけていた私の脳が働き、この感じじゃ今日の執事さんは静かな人なのかな？
目線だけをゆっくりドアの方へ向けると、
え？
.
視線の先には壁にかかった鏡にうつった自分を見て、髪の毛をいじってる執事。
「あ、あの...」
声をかけると、えあっ！？とびっくりしすぎて変な声を出した。
そして、何もなかったかのようにこちらにたち直して、爽やかな笑顔を見せた。
「おはようございます、お嬢様。」
「今鏡みてたよね。」
「見ておりません。」
「髪の毛いじってたよね。」
「いじっておりません。」
この人あんだけ見られてたのに逃れようとしてる...
「わたくし、キムジョンミョンは、
執事である限りそのような失態をすることなどございません。」
よく言えたな。
SH「今日1日、Aお嬢様の執事を担当させていただきます。スホとおよびください。」
「なんでスホなの？」
SH「１週間考え抜いたニックネームです。」
「ニックネームって自分で考えるもんだっけ？」
SH「ちなみにキラキラ執事ってニックネームもありますが。」
「長いわ。」
なんだか、この人肌も表情もキラキラしすぎて、ちょっとうっとおしい...
SH「お嬢様！とりあえず起きましょう！窓を開けて！あさひあびて！私が毎日やってるラジオ体操を教えてあげましょうか！健康的ですよ！今回だけ特別におしえ「いい」...」
見た目的には一番執事っぽいのに、
喋りだしたらなんか...
暑苦しい…
.
.
すぐわかる...
めんどくさいやつやあ〜
SH「お嬢様！朝食へ行きますよ！」
.
続く (更新停止中)
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作者名：deer | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=melucy0420
作成日時：2016年12月4日 19時
