チャニョル君の日常 (ページ9)

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図書室ページ9

youside

チャニョル君…おっとチャニョルが

CY「試験ヤバイ！全然分かんない。」

って言うから図書室に来て勉強することになったんだけど。

CY「ん？意味が分かんない。」

『もう一回言うよ？』

CY「え、分かんない。」

『いやいや、ここをこうしてね？』

CY「何が?」

『なんで？』

の繰り返しで

私がキレてしまいそうなので一時中断。

CY「んー、ムズすぎるよ。」

なんて言って背伸びをしてるけど、絶対勉強する気ないでしょ。

隣からあくびが聞こえてきた。

CY「A～！眠くなってきちゃった。」

私の手を握るチャニョル。

大きな瞳が今にも閉じそう。

CY「んー、」

『チャニョル～？』

CY「んー。」

ああ、もうこれ寝るなw

うわ、実際近くで見てみると、きれいな顔だなぁ。

髪の毛サラッサラだし。

CY「A～。」

んん？起こした？

CY「Zzz。」

セーフ。

『ずっと好きだったチャニョルと付き合えるなんて夢みたいだよ…』

聞こえてないなら、いいよね？

『最初はこんな人なの？って焦ったけど、やっぱりチャニョルは優しくて私の理想の人だったよ。』

髪を撫でると、チャニョルが微笑んだ気がした。

『幸せだなぁ。私。』

一人で喋ってることがだんだん恥ずかしくなり、一旦トイレに逃げることにした。

………………

CYside

聞き間違えじゃないよな。

んん、それか夢？

いや、確かに聞こえた。

Aがずっと髪を撫でてくれてる気がして、心地良かった。

それから、

付き合えて良かったって、

幸せだっていってくれて、

俺と同じこと考えてくれてるんだなぁって…

俺だってずっと好きだったんだよ？

勇気がなくて、告白できなくてこのままで終わっちゃうんかなって思ってたら、

Aが告白してくれて。

嬉しくてその日は眠れなかったくらい。

だから、

『お！チャニョル起きた！』

ってめっちゃ可愛い笑顔で歩いてくるAがかわいくて仕方ないんだよ？

CY「んふふ。寝ちゃってたみたい。」

寝ちゃってたって嘘ついちゃうのは許してね。

『気持ち良さそうに寝てたから、起こせなかったよ～。」

CY「ごめん、ごめん。」

ちゃんと謝るからさ。